vol.4-1 「国際協力」とか「世界平和」、誰のためにやってますか?(延岡)
10月からこのマガジンの運営を始めて、はや1ヶ月。1つのマガジンは4つのテーマで構成されるので、今回のvol.4でひと区切りということになります。
ざっと振り返ってみましょうか。
記憶に新しいvol.3では、国際協力に携わった学生の多くが社会人になった途端に離れていってしまう現状について考えました。特に“仕事としての国際協力”に焦点を当て、「NPO」というものをどう捉えるか、なんて話にもなりましたね。
vol.2では日本の社会問題も引き合いに出しながら、国際協力の必要性について掘っていきました。実際に国際協力の最前線で活動をしている私達ならではの視点から、議論をすることができたのではないでしょうか。
そしてvol.1では、当たり前のように使われている「国際協力」という言葉の定義を再考することで、お互いの「国際協力」に対する捉え方を掘り下げてお伝えしました。
これまでの議論の中で度々出てきた(そしてこれからも出てくるであろう)のは、国際協力に携わる人と、その周りの人とのギャップ。熱い想いを持っていても、それが埋没してしまうような今の社会に対する違和感。
国際協力に向き合えば向き合っていくほど、キラキラした良い面ばかりではないことに気づきますよね。
そこで、今回のテーマです。
Q. 「国際協力」とか「世界平和」とか言ってるけど、誰のためにやってるんですか?
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