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自宅でリラックスしながらオンライン酒蔵ツアーに参加しました

周南市市民ライターとして、1月28日に人生初のオンラインイベント「周南市ファンクラブ懇親会」にモニター参加させていただきました!
今回はそのイベントのレポートを書いていきます。

初めてのオンラインイベントで緊張しましたが、良い経験になりましたし、とても有意義で楽しい時間になりました。
オンラインイベントは気になっているけど参加する勇気が出ないという方にも、これを読めば参加しようと思えるはず!


周南市ファンクラブに入会しよう!

今回参加したオンラインイベントは山口県周南市シティプロモーション課が主催の「周南市ファンクラブ懇親会」で、25名の参加者で行われました。
現在、山口県周南市に3つのファンクラブが存在します。
ファンクラブと聞くと、会費が必要で敷居が高いイメージがありますが、そんなことはありません!
会費無料で気軽に入会できるのが周南市ファンクラブの魅力の一つです。

Facebook、LINEはあらかじめアカウントを作成しておく必要がありますが、ボタンをポチっと押すだけでファンクラブへの参加が可能です。住所や名前の登録など、わずらわしい手続きは不要なので、気軽に参加してみてくださいね。

そして、先日上記3つのファンクラブ参加者を対象に、第1回目の懇親会が開催されました。
その様子を、次の章から詳しくご紹介します。

第1回 周南市ファンクラブ懇親会 オンライン酒蔵ツアー

周南市ファンクラブ記念すべき第1回目の懇親会は、コロナ禍の開催ということでZOOMを使用したオンラインでの開催です。
申し込みフォームから申込して参加します。今回の懇親会のテーマは「酒蔵ツアー」!
周南市にある酒蔵の山縣本店、はづもみぢ、中島屋酒造場の蔵元さんからお話を聞くことができるんだとか。

日本酒飲み比べとおつまみセットが届く

今回参加費は3,000円。ちょっとお高い値段だな、と思ったのですがそれもそのはず。なんと日本酒の飲み比べセットとおつまみ付きなのです!
しかも、懇親会当日に酒蔵ツアーを楽しみながら飲むことができるように、事前に家に配達されるという仕組み!

周南三蔵の日本酒飲み比べセット(360ml×3種)

  • 山縣本店「防長鶴 純米酒」

  • はづもみぢ「原田 特別純米酒」

  • 中島屋酒造場「カネナカ 生酛純米」


鹿野ファーム

  • 粗びきポークフランク

  • ももハム切り落とし

以上の5点。

かなり太っ腹な内容じゃないでしょうか! 日本酒だけではなく、おつまみもいただけました!

鹿野ファームは山口県周南市鹿野という地域に位置し、豚の育成から、ハム・ソーセージなどの加工・製品販売を行なっている会社です。

ポークフランク

上質のハイポー豚荒挽き肉を、天然豚腸にぎゅっと詰め込んで樫木のチップでじっくりスモーク、ボイルして仕上げた野趣あふれるちょっと太めのソーセージです。

出典:https://kanofarm.net/product/arabkipork/

ポークフランクは身がしっかり詰まっており、食べ応え満点です!

ももハム切り落とし

鹿野ファームのボンレスハムはあっさりとした中にもコクのある味わいが決め手で、どんな料理にも相性抜群です。 噛みしめるほどに豚肉本来の旨味がしみ出てきます、脂肪の取りすぎが気になる方へお勧めです。

出典:https://kanofarm.net/product/momo-kiriotoshi/

ももハムは切り落とし部分もありますが、まるっと大きな1枚も入っていて感動しました。

どちらのお味もジューシーで脂が乗っており、豚の味をしっかり味わえます。しつこさは全くなくてたくさん食べられちゃいそうです。

ZOOMでオンライン懇親会スタート

19時からオンライン懇親会のルームが開きます。開会は19時半からの予定ですがZOOMを使用するのは始めてなので、日本酒やおつまみを準備する前に試しにルームに入室してみました。

するともう数名入室していらっしゃっり、みなさん準備万端!というか、もう既に何名か飲んでいらっしゃる方も!さすがお酒好きの集まりですね。参加者全員のカメラとマイクテストの様子を楽しみながら開会の時間まで待ちます。

慌てて用意した日本酒とおつまみのセット

そして、参加者25名の入室が完了し、19時半に始まりました!

コクとボディを味わう防長鶴

まず始めに山縣本店の代表取締役 山縣俊郎さんのお話から。
山縣本店は創業明治8年(1875年)、今年で147年を迎える老舗の酒蔵です。

本日いただく山縣本店の日本酒の銘柄は「防長鶴 純米酒」

赤と黒と金のカラーで描かれているのは、周南市の八代に渡来することで有名なナベヅルです。引き締まったデザインでかっこいいですね!

山縣さん曰く、防長鶴純米酒はコクとボディをしっかり感じられる日本酒とのこと。周南市八代にある、ナベヅルの共生を目指し、環境と人に優しい農産物の生産を進める農業組合法人「ファームつるの里」で作られた酒米の山田錦を使用しています。そのためナベヅルをイメージしたパッケージデザインが完成したのだそうです。

そして防長鶴の肝心のお味ですか、米の甘い香りがふわっと口いっぱいに広がりながらも、喉を通るときにコクをしっかりと感じます。個人的には、普段爽やかでフルーティな日本酒ばかり飲んでいるので新鮮でした。でもガツンとアルコールを感じないので、比較的飲みやすい方ではないでしょうか!
精米歩合は60%で米の旨味を残した味わいになっています。深みのあるどっしりとした日本酒なので、料理との相性が抜群!カレイの煮付けやカキフライなどにも合うとのことでした。

日本酒を世界に広めたいという強い想いでさまざまな活動をされていたという山縣さん。パワフルな山縣さんが中心となり、周南市や山口県全体の日本酒界が盛り上げられていたのだ、と想像できるお話に胸が熱くなりました。

周南の素材を使い、周南で造るお酒 原田

次に登場されたのははつもみぢの12代目蔵元 原田康宏さん
はづもみぢは文政2年(1819年)創業で、200年を越える歴史ある酒蔵の蔵元である原田さん。実は酒蔵を継ぐ予定が無く、大学卒業後、ニッカウヰスキー株式会社に就職。しかし働き出して3年が経とうとした頃、当時の蔵元が体を壊したことがきっかけで周南市に戻り、はつもみぢに入社することになりました。
1985年から約20年間酒造りを辞めて酒販に力をいれていたのですが、おいしい日本酒を作りたいという想いで、酒造りの再開を決意したそうです。そして試行錯誤の末ようやく完成したお酒は原田家の初心にかえり、「原田」という名前を付けたということでした。

本日いただく「原田 特別純米酒」は100%山口県産のお米を使用。そして水は周南市の山間に位置する鹿野地域まで毎週2トンもの量を汲みに行っているそう!

精米歩合60%でコクがありつつも、辛口ですっきりとした味わいです。鼻からスーっと抜けていき、飲みごたえがあります。
こちらも防長鶴 純米酒と同じく鹿野ファームのソーセージやハムが合います! 他に原田さんのおすすめは魚全般と、焼き鳥なのだそう。早く居酒屋で焼き鳥と一緒にいただきたいですね。

とても熱いお話を聞き、感銘を受ける参加者一同。原田さんの温かいお人柄もあって、さらにはつもみぢに興味が沸きました!
原田さんのバックグラウンドをもっと知りたいという方は周南市シティプロモーションスペシャルサイトここからこころつながる周南市公式noteに取材記事がアップされていますので、是非ご覧ください。

周南市唯一の生酛キモト 作り カネナカ

最後に中島屋酒造場の12代目蔵元 中村信博さんのお話です。
中島屋酒造場は文政6年(1823年)に創業し、来年で200年を迎えます。今回、中村さんの計らいで実際に酒造りが行われている酒蔵を見ることができました。オンラインでの酒蔵見学です!

酒蔵の中に並んでいるタンクは圧巻です。私たちの背よりも大きのでしょうね。

さらに、もろみの仕込みも見せてもらうことができました!

こちらは今回いただく「カネナカ 生酛純米」の仕込み中の画像。麹と酒をすり潰してペースト状にしています。酵素の力で水分が出てツヤツヤになっていますね。この状態でも美味しそうに見えるほどピカピカに輝いています。
生酛 キモトとは、江戸時代の日本酒の製法です。米と麹をペースト状にして1ヶ月ほどかけて日本酒になるという、手間のかかる製法の種類なのだそう。
実際にお酒が造られている場や過程を見ながらカネナカ 生酛純米を飲むと作り手の努力と想いも一緒に味わうことができ、より一層楽しめました。

時間をかけて丁寧に作られている生酛造りの味は独特です。口に含むとふくよかな米の甘味を、より味わうことができ口当たりもまったりとしています。しかし飲み込むときは酸を感じ、後味はすっきり。

真面目で誠実な印象の中村さんは、日本酒作りや日本酒業界の詳しい話を余すことなく教えてくださり、もっと日本酒について勉強したいと思えました!日本酒は奥が深いですね。

3つのグループに分かれて少人数での交流タイム

3人の蔵元さんからお酒の紹介を聞いた後は、3グループに分かれて少人数で各蔵元さんに話を伺います。

私ははつもみぢの原田さんに、「フルーティーで水のように飲めるおすすめの銘柄は?」と質問させていただいたところ、「吟醸と書かれた日本酒がおすすめです」と答えてくださいました。
吟醸はフレッシュで華やかな日本酒が多く、精米歩合が60%以下のものなのだそうです!
スッキリした味わいをお好みの方はぜひ参考にしてみてください。

また、新型コロナウイルス感染症の状況にもよりますが、リアルでの酒蔵ツアーもあるそうです!詳しくは各酒蔵のHPをチェックしてみてください!

緊張したけど、楽しい時間を過ごせました

最初はみなさんお知り合いなのかと思うほど和気あいあいとした雰囲気で、なかなかこういう場で発言できない私は、かなり緊張していたのですが楽しく過ごすことができました!
蔵元のみなさんのお話を聞く際は参加者が全員ミュートになり、質問やコメントがあればチャットに打ち込んでメッセージを送ります。
参加者のみなさんはお酒を飲んでいたこともあってとっても陽気!私もしっかり飲んでいたので途中から緊張を忘れて積極的に交流することができました。
また、最後に少人数のグループに分かれたことで、なるべく全員が発言して蔵元のみなさんに直接質問・交流ができるように配慮されたイベントだと感じました。

実際においしい日本酒を飲んで楽しみながら、日本酒について学ぶことができて大満足の懇親会です!!!
以上、第1回目のファンクラブ懇親会のレポートでした。

2回目の懇親会は3月25日開催です。今回はオンラインクラフトブルワリー工場見学ツアー!是非ご期待ください。
ファンクラブ入会をお忘れなく!

クラフトブルワリー工場見学ツアーについてはこちら

※この記事は、周南市の魅力をPRする周南市市民ライターの活動として発信しています。
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