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母趾外転筋の機能

母趾外転筋は内側縦アーチ(踵骨、舟状骨、楔状骨、第一中足骨)を足底面から支持する重要な筋です。


内側縦アーチが崩れている、外反母趾、扁平足では母趾外転筋の筋断面積が減少し、萎縮しているという報告が多くあります。(諸説あり)


ここで、「母趾外転筋の機能を改善すると外反母趾、扁平足が改善する」と考えることが出来ますが...


母趾外転筋の機能について知らないと、まったく効果がないアプローチを行ってしまうことになります。


今回の記事では母趾外転筋の解剖から、トレーニングに役立つヒントをお伝えできると思います。

図1


それでは、いってみましょう!!!


1.母趾外転筋の解剖学

母趾外転筋の起始は多くあります。

図8

図1


また、以前ツイートしましたが母趾外転筋の筋断面積は足底内在筋の中で、一番大きいです。

図2


起始が多く、筋断面積も大きいので内側縦アーチを支持する機能にとても重要と考えることができますね。


少し筋断面積について説明すると、筋断面積と筋力には高い相関が報告されており、筋断面積が大きいほど筋力も大きいです。

図9


簡単に言うと、筋肉が太い人と細い人だと、筋肉が太い人の方が筋力が強いことはすぐにイメージができますよね!

図11


2.母趾外転筋の機能

図1

母趾外転筋の機能は上記の様に大きく分けて3つあると思います。今回の記事では「内側縦アーチ支持機能と歩行の蹴りだし」について記載します。


3.母趾外転筋は非荷重位?荷重位?どちらで内側縦アーチを支持する?

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