母趾外転筋の機能
母趾外転筋は内側縦アーチ(踵骨、舟状骨、楔状骨、第一中足骨)を足底面から支持する重要な筋です。
内側縦アーチが崩れている、外反母趾、扁平足では母趾外転筋の筋断面積が減少し、萎縮しているという報告が多くあります。(諸説あり)
ここで、「母趾外転筋の機能を改善すると外反母趾、扁平足が改善する」と考えることが出来ますが...
母趾外転筋の機能について知らないと、まったく効果がないアプローチを行ってしまうことになります。
今回の記事では母趾外転筋の解剖から、トレーニングに役立つヒントをお伝えできると思います。
それでは、いってみましょう!!!
1.母趾外転筋の解剖学
母趾外転筋の起始は多くあります。
また、以前ツイートしましたが母趾外転筋の筋断面積は足底内在筋の中で、一番大きいです。
起始が多く、筋断面積も大きいので内側縦アーチを支持する機能にとても重要と考えることができますね。
少し筋断面積について説明すると、筋断面積と筋力には高い相関が報告されており、筋断面積が大きいほど筋力も大きいです。
簡単に言うと、筋肉が太い人と細い人だと、筋肉が太い人の方が筋力が強いことはすぐにイメージができますよね!
2.母趾外転筋の機能
母趾外転筋の機能は上記の様に大きく分けて3つあると思います。今回の記事では「内側縦アーチ支持機能と歩行の蹴りだし」について記載します。
3.母趾外転筋は非荷重位?荷重位?どちらで内側縦アーチを支持する?
ここから先は
1,895字
/
9画像
twitterでは書ききれない内容をこちらのプラットフォームで見ることが出来ます!1500~2000文字程度で5分で読める内容としています!
週刊!リハマガ! ~整形リハビリの考え方~
¥500 / 月
マガジン名を変更し、内容もリニューアルしています!リニューアルした記事は値上げしますので、早めの登録がおすすめです! このマガジンでは運…
ありがとうございます(#^.^#)