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Rotator cableの機能 ~肩が挙がるか上がらないかはここで決まる?~
皆さんは「rotator cable」はご存じですか?
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棘上筋と棘下筋の遠位付着部には一貫してcrescent(三日月)の構造が認められ、無血管領域が存在します。crescentの縁には、前方および後方に弓なりの太い線維束が認められ、これが「rotator cable」と呼ばれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1672978955696-opYRaP2lIV.png?width=800)
「rotator cable」には重要な役割が存在すると考えられており、「肩関節が挙がるか上がらないかはここで決まる?」とあるように、肩関節の機能を考えるうえで重要なポイントになります!
1.Rotator cableの解剖
rotator cableの解剖学的用語は"ligamentum semicirculare humeri"であり、直訳すると”上腕骨半円靱帯”となります。rotator cableは棘上筋腱と棘下筋腱の下面をそれらの繊維に垂直に沿って走り、烏口上腕靭帯に連続する線維状のバンドです。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83577180/picture_pc_7980a043ae99ee2c562d80ebaf5abdaa.png?width=800)
rotator cableの付着部は上腕骨付着部は前方に2つ、後方に1つ存在します。rotator cableの小結節付着部は肩甲下筋と連続し、大結節付着部は棘上筋の付着部でもあります。後方付着部は棘上筋、棘下筋、小円筋からの線維が挿入されており、複雑な構造になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1672980488038-KhGrvAE4rm.png?width=800)
このように、rotator cableは棘上筋、肩甲下筋、棘下筋、小円筋と連続するため、それぞれの腱板筋の張力を伝達し合う可能性を考えることが出来ます。
2.Rotator cableの機能
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