Painful arcが認められたら ~症例から学ぶ評価と介入のポイント~
肩関節周囲炎の方で、「肩は挙がるけど、挙げる途中が痛い」と訴える患者さんは臨床で多く経験します。painful arcとも呼ばれていますが、その現象と原因を考え、評価・介入方法を検討していきたいと思います!
1.Painful arcとは?Painful arcは肩峰下インピンジメントを評価する方法と考えられています。肩関節を外転させ、60°~120°の間で、疼痛が出現すると陽性と判断する、評価方法です。私は肩関節外転だけでなく、肩関節屈曲時にも適応できると考えています。