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膝蓋下脂肪体 ~3つの役割~

膝関節周辺には多くの組織が存在します。そのため、評価-介入するうえで組織の解剖・役割を知ることは大切だと思います。


ほとんどの方は知っているかもしれませんが、膝関節に介入するうえで大切になる組織が存在します。それが、膝蓋下脂肪体(IFP)になります。IFPはメジャーな組織なので、知っているという方もいるかもしれませんが、最近報告されているIFPの代謝機能や線維化を予防する介入についてもご存じでしょうか?


この記事を読むことで、一歩進んだIFPに対する介入を実施できると思います!そして、私の臨床経験で申し訳ないのですが、即時的な効果も出る場合が多い印象があります。それでは、まずIFPの解剖から記載して行きます!


1.IFPの解剖

膝関節には、膝蓋骨上脂肪体、後部脂肪体、膝蓋下脂肪体、大腿前脂肪体が存在します。その中で、膝蓋下脂肪体(以下:IFP)は大腿骨・脛骨・膝蓋骨の間に存在する脂肪体で、膝関節周辺で最も大きな脂肪体になります。


最近では、IFPは大腿骨・脛骨・膝蓋骨の間だけではなく、膝蓋骨の内外側や大腿四頭筋腱の深層にまで存在すると報告されています。この、IFPの膝蓋骨内外側への広がりは意味が存在すると考えられます。


この様に、IFPの解剖学的な情報もアップデートされているため、役割についても多くの内容がアップデートされています!


2.IFPの機能

IFPには多くの役割が存在すると思いますが、私の中で特に大切と考えている3つの機能について、記載していきたいと思います!

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