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読書 - 投資家が「お金」よりも大切にしていること

「経済とは、お金を通してみんなの幸せを考えること」

この本からは学ぶことが多すぎて、私のバイブルコレクションに追加することに決めた。お勧めをしてくれたのは、お仕事をお手伝いしているクライアントである会社社長。同社は投資助言を主軸に置く会社で、私も一顧客としてアドバイスを有料で受けることに。ちなみに単なるファイナンシャルアドバイザーとは異なり、彼はシニアプライベートバンカーの資格を持ち、日本ではまだまだ珍しい、顧客の立場に100%寄り添った投資アドバイスを行う事業を展開している。

ポートフォリオへの組み込みアドバイスをもらった投資信託の中に、レオスキャピタルワークスの「ひふみプラス」があった。ちなみに私へのお勧めは、分散投資の日本枠でこの投資信託の比率が一番大きい状態。その投資信託をなぜ薦めるのかという説明の際に、彼は著者である藤野英人さんのこの本を出してきて(サイン入り)「素晴らしい本だから、是非読んで」と一言。その日のうちにすぐ購入し、面白くてすぐに完読した。

完読したけれど、記憶力の悪い私はまたことあるごとに戻ってこなくてはならない。と言うことで、自分のバイブルコレクションに追加となった。

一社会でモノを購入し、消費するだけでもう私たちは立派な「投資家」なわけで、投資家としての基本姿勢・大切にするべきことをこの本では学べる。

自分がずっと思っていたことが文章化されていて、頭がスッキリしたという点もすごく多かった。いくつか自分のためにここに特記をしておきたいこと。点でバラバラな引用(文章は私が少し変えている)が多いので、興味がある方は、是非本を手にされることをお勧めしたい。

日本人は「真面目」の意味を履き違えているように思える。
単に就業規則を守ったり、時間通りに来ることだったり、コンプライアンスを表面上遵守することだったりと、どちらかというと形式論になっていると感じる。真面目の語源は「柳は緑、花は紅、真面目(しんめんもく)」と言う中国宋時代の詩人、蘇東坡(そとうば)の詩。すなわち、ありのままでいること、本質的であることを表している。真面目とは、本気であり、真剣であり、誠実であること。(第1章 43ページ〜)
アメリカでは「民間人(のお金持ち)が悪を倒す」というヒーロー像、日本では「公務員が悪を倒す」というヒーロー像が一般的となっている。日本では「世直し」はどこかの将軍や代官様がやってくれるものだと思っているアメリカの例:スーパーマン= 新聞記者、バットマン=ゴッサムシティの大富豪、チャーリーズエンジェルのチャーリー= 実業家の大富豪。
日本の例:ウルトラマン= 宇宙警備隊員(警察官)、遠山の金さん・大岡越前= 町奉行、暴れん坊将軍= 将軍 等。(第2章 51ページ〜)
誰がブラック企業を生み出すのか?消費者がより安いものを望んでいるデフレ経済は、消費者自身が生み出したもの。従業員に過重労働を強いる「ブラック企業」も生み出しているのは私たち消費者。(第3章 87ページ〜)
会社とは何か。英語で会社はCompany、つまり「仲間」を表す。株式会社の株式はShare、すなわち「分配」「分け与えること」を意味する。会社とは、人間が人間らしさを発揮できる場所である。(第4章 126ページ)

(藤野さんの考える)投資の目的はただ一つ。「世の中を明るくして、良い未来をつくること」最大のお返しとは、"明るい未来"のこと。会社やビジネスに投資することは「直接的に、世の中を良くすること」であるし自己投資も「間接的に、自分を通して世の中を良くすること」。

そして最後に、藤野さんは未来に対して極めて楽観的に考えている、と語る。下記の引用は、ズバリ言い当てられていると感じた。学び続け、自分で考え、行動することが大切だ。

日本の未来が暗いと言う人は、あなた自身が日本の未来を暗くしているのです。自分の将来を悲観的に感じている人は、あなた自身が自分のことを信じていないのです。(第5章 242ページ)

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