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雑誌「PRESIDENT」が面白い...!

帰省中に父が購読しているPRESIDENTを盗み読みして、勉強になったことをメモしておく。2021年1月29日号からのメモ。
私は「仕事は好きになるものだ」という数々の名経営者がおっしゃっていた言葉をそのまま受け入れてきたが、中野信子さんのインタビュー記事のおかげで科学的な根拠を手にすることができ、やはりそうなんだ!と説得させられた。

「脳とやる気スイッチ」に一瞬で火をつける方法 by 脳科学者 中野信子

1. 休憩の取り方はテレビCMのように
人間ができる時間は、15〜20分程度。時間できれいに区切るより、「注意散漫になってきたな」という自分の感覚を目安にした方が良い。
休憩に入る時は、キリいいところで切り上げない。あえてキリの悪いところまで仕事を進めておくと「脳は休んでいるように見えても、やりかけの問題を気にし続けています。それゆえ休憩後も、スムーズに戻れます」。
このように未達成のものや中断しているもののほうが強く印象に残る現象を「ツァイガルニク効果」という。テレビ番組が中途半端なところでCMに入るのが同じ効果が用いられている。

2. やる気が湧かないのはやり始めていないから
脳は非常に燃費の悪い臓器。酸素や栄養を節約するため、脳はできるだけ難しいことを考えずに楽をしようとする。新しいことをやるより、いまやっていることを続けた方が脳にとっては楽。
この性質を逆手に取り、無理にでも仕事をはじめてしまえば良い。脳は「仕事をやめて他のことをするより、いまやっていることを続けた方がエネルギーの節約になる」と認識するようになる。
「やる気が湧かないから、湧くまで待とう」は上記の理由から間違い。やる気が出ないのは、まずやり始めていないから。形だけでもとにかくやり始めれば、やる気は後からついてくる。大切なのは最初の一歩を踏み出すこと。
「好きなことが見つかるまでやらない」も間違い。脳の性質上、まずはやってみることが大切で、気持ちはあとからついてくる。
くよくよ悩んでいる時間があるなら、1分でもいいから取り掛かってみよう。

「トップ5% VS ヒラ社員」 by 越川慎司

時短を活用し学び方を改革
たとえば、清光団と失敗談の2つの本があれば、デキル社員は後者を手に取る。成功は外部要因、偶然的な要因であることも多く、それをマネしても再現性は低いことを知っているから。
習慣化し、勉強・仕事を効率化し、時短を生み出し新たな成果を出すために勉強し「学びの改革」につなげる。
長時間労働の根源は何かという質問に対し、デキル社員は69%は自責の意識を持った回答がくるが、一般社員は「朝礼」「定例会議」など他責の回答が81%。

「いいものは売れる」という思い込みで3年を無駄にした by 平野未来

くらたまなぶさん(リクルートで「じゃらん」を立ち上げた方)は何百人もの人にひたすらインタビューをし、聞き取ったことを1枚の紙に書き出し、その中で人々の不満やネガティブな気持ちに丸い垢をつけていった。当時、旅行をするにはたくさんのパンフレットを集め、比較検討しなくてはならなかった。その煩わしさを解決できないかという着眼点から創刊されたのが「じゃらん」。事業を興すときもまず「どこにネガティブな気持ちがあるのか」を模索し、マーケットの声を聞くのが大事。

最強インプット・必勝アウトプット術 4. 思考法 by 安斎勇樹

「問い」をデザインし直す=安斎さんは「リフレーミング」と呼ぶ。実践例を一つ。普段は「名詞」で捉えているものを「動詞」で捉え直してみる。
例えば「カーナビを作る」は「カーナビ」という名刺にとらわれている発想。そこで、「迷わずに目的地にたどり着くことを支援する」と動詞で捉えることで「移動する」がキーになるのでは、と繋がっていく。
他にも「主語を変える」「他人視点を変える」等がある。


さいごに

私は性格的に損をしないためにも「あらかじめ知っておく」のが好きなタイプ。自分の年代より少し先の人たちが関心を寄せていること・読み物に触れることで、先を見据えた対策や行動に移せると考えている。父が読んでいるような雑誌や本には、20代の頃からすごく興味があるし、手を出している。私と似たような方には、オススメの読書方法かもしれない。
ただし興味のある・ないの温度差が激しい私でもあるので、今回面白い記事をたくさん読んで、もう少し自分の興味範囲外にも目を向けてみようと思った。

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