二本木ゆうこ

料理の基礎トレーナー・介護を遠ざける料理研究家。「家庭料理の基礎トレーニング」の運営、料理実演向けレシピ開発、講師、総菜開発などをしています。noteでは親世代の「介護を遠ざける食」やポッドキャストで取り上げた食の話など心のままに書いていきます。管理栄養士・日本茶インストラクター

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料理の基礎トレーナー・介護を遠ざける料理研究家。「家庭料理の基礎トレーニング」の運営、料理実演向けレシピ開発、講師、総菜開発などをしています。noteでは親世代の「介護を遠ざける食」やポッドキャストで取り上げた食の話など心のままに書いていきます。管理栄養士・日本茶インストラクター

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    • 離れて暮らす親への食のサポート「冷凍料理便」

      料理の基礎トレーナー・管理栄養士が自身の10年以上続けている離れて暮らす親への食サポートについての経験を書いています。最初は「もっといい方法ないかな?」と思うこともたくさんありました。続けていて思うのは「食」は文字通り「人」を「良」くすることなのだ、ということです。

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    1)「親は大人」だからこそ色々あるのだ

    私はYouTubeで時々「離れて暮らす親への食事サポート」の話をしています。ずっと食・料理に関する仕事をしていますがこういった「介護」に関わる話は体験がある方にはピンときていただけるのですが経験がない方にとっては本当に関心がないのではないかと思います。 また状況は人それぞれなので「(親の介護に)備える」というのもなかなか難しいように思いますが体験したことや考えたことを発信していくことで私自身さらに考えを深めていくことができるし、誰かのお役に立てるかもしれないのでnoteでも

      • 「レレレのおじさん」についての仮説

        友人と話していて 近年の感染症の影響を受けた社会や50代という年齢もあって「今までと同じではいられない」という話題になりました。 例えば仕事だと 今までと同じサービスでは売れなくなってくる、とか世代が良くも悪くも上がっている、とか自分たちがイメージする「老い」がひしひしと近づいてきている感じ、「体力的に今より動けなくなってくるんだろう」というような話です。 だから仕事も家族や自分の健康なども俯瞰してみる、見直す、立て直す「再」の時期なんじゃないか、と話していました。 「再

        • 「がんばれ」が身に沁みました

          ゴールデンウイークは「お仕事ちょっと」と「大掃除」で過ごしてきました。大掃除は主に「書類の分別、処分」が中心です。 仕事関係やお茶関係の資料の冊子、コピー、納品物、ずーっと前にいただいた名刺。また金融機関や役所からの郵便物や明細などなどず~っと溜めてきたものを分けて居場所を作って収め、不要と判断したものは紙ごみとして廃棄してきました。シュレッダーが必要なものも多くシュレッダーしたものをどんどん袋に詰めていくと結構な量になっています。 以前の郵便物も確認しました。知人友人の

          • 13)高齢者の気持ちの特徴2「不機嫌は不安の裏返し」

            以前の記事で「遠距離介護は本人のゴキゲン維持が大事」ということを書きました。 ゴキゲンであればコミュニケ―ションも比較的潤滑。不機嫌だといろんなことを言ってきます(うちの場合 例:悲観的なことなど)。また考え方が暗くなることによって食欲減退や食べ方の偏りも一層強くなるような気がします。すると体調にもきっと影響しています。体調が優れないことによってより不機嫌になる、このあたりは本当に「負のスパイラル」です。 「最近ひざの調子が良くないと思ったら、今日は何となく手首も痛い」み

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            12)高齢者の気持ちの特徴1「感性が鋭い」

            先日noteの記事を読んで下さった方とお話をする機会があって嬉しかったです。 その時に「自分の高齢の親とか祖父母と上手くコミュニケーションをとるには?」という話になりました。 すごく個人的な意見なのですけどこの記事では自分の親とか、仕事上で合ったご高齢の方々と接してきた中から思う「気持ちの特徴」について書いてみたいと思います。 その1「感性が鋭い」。 特に「この人は自分のことを大切に扱っているか」とか「めんどくさがっている」「下に見ている」というようなことにとても敏感な気

            11)人はいくつになっても体力の維持、向上は可能だと信じている

            高齢期の食生活に興味を持った大きなきっかけは「介護予防講座」で講師を務めたことからでした。 自治体の「介護予防講座」でスポーツトレーナーさんは運動を、歯科衛生士さんは口腔ケアについてを、管理栄養士は食生活についてをお話しするというものでした。 受講者が中年期の場合は「メタボ予防」「生活習慣病予防」がテーマになることが多いのですが、高齢期では「生活習慣病予防」も大切ですが「低栄養(栄養素やエネルギーが充分にとれない状態)予防」もとても大切になります。 当時の私もそうですが

            10)遠距離介護でいつも思っていたことは「ゴキゲンの維持」

            「実家に料理を送っている」という話をすると「へえ~」というあまり興味がない反応か、「えっ!なんか大変そうなことしてるんだね」という反応が返ってくることが多かったのですが、近年「私も!」という方が身近に増えてきました。 また細々と発信しているYouTubeライブ(と、インスタグラムライブ)でも「勉強になります!」というお声をいただくことが増えてきて嬉しく思っています。 この「送る」ということですが、聞いた人からすると「近くで調達したり、宅配のお弁当頼めば良いじゃない!」と思

            結構スゴイ!踊らなくても作ってみたい!と思った「ショート動画」勉強会

            私が勉強させていただいている「ウェブ心理塾」の勉強会にオンライン視聴で参加しました。 この勉強会は精神科医・ベストセラー作家・YouTube「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」の樺沢紫苑先生が主宰の「情報発信者のためのビジネス勉強会」です。 今回のテーマは 「TikTok、YouTubeショート、インスタ・リール ショート動画完全攻略セミナー」 この勉強会では毎月テーマに沿って集中的に濃い内容のセミナーを開催しています(5時間くらい)。集中している分、本当に毎回「腹落ち」

            オンラインレッスンは力がつきます

            当教室は2020年以降「オンライン専門料理教室」として運営しています。 今月開催する中の1つがこちら 先月から4月ころまで(お茶の数量の限り)月1回、そのほか小グループのプライベートレッスンとしても承っています。 今回「鹿児島茶業会議所」様のご協力のもと、選りすぐりの鹿児島茶2種を当日教材としてお送りし、それぞれのお手持ちの急須やティーポットで実習いただいています。 元々初心者さん向けに「日本茶(煎茶)の選び方~各自お手持ちの茶の葉と急須で美味しい淹れ方実習~保存の仕

            千里の道も一歩から。英語学習「シャドーイング」始めました

            「だんだん英会話が聞き取れるようになったけど、まだまだ英語で返せない自分」を実感している今日この頃。 そんな中、ステキな情報を入手。 それは 「シャドーイングを真剣にやると聴く力と話す力がアップする」というものです。 「シャドーイングってなんなのでしょう?」というところからな訳ですが 検索すると沢山の解説動画が出てきました(本当にありがたいご時世です!)。 色んな講師の方や、英語学習諸先輩の方々の解説を参考に昨日(3月1日)から始めました。 英会話スクールのテキストに学

            「聴く」が先、「話す」があと。英会話スクールを休んでる間気づいたこと

            昨年始めたことの一つが「英会話学習」です。 オンライン英会話スクールに入って「楽しくなったり」「しんどくなったり」「だんだん分かるようになってきた!と感じたり」「一旦休みたい、と思ったり」してきました。 そして昨年末一旦スクールを休みました。 理由は「自分に毎日1レッスンノルマ」が本当にしんどくなって(カリキュラムがだんだん難しくなってきた)習う→覚えておきたい英文書き出しなどをしていましたが「(難しいし、なんか覚えられないし)こんな状態で続けてて上手くなるような気がしない

            オンラインクッキングイベントのお知らせ

            いつもありがとうございます。本日はイベントのお知らせです。 来る2023年2月22日(水)日本食糧新聞社主催の「オンライン・ふれあいクッキング」で講師を務めます。 今回のテーマは「カニカマ」。そのままでも美味しいカニカマですが料理に使って一層食卓をに豊かにしていただくヒントになればと思っています。 生で、加熱調理で、簡単で味よし、風味良しの3品をご紹介します。 画像はその中の1品、カニカマの風味たっぷり「大根のカナッペ」。 受講料不要のお料理ショー、ご都合合う方ぜひご参加く

            書き手の想いに共感 楽しみにしてるドラマ「ブラッシュアップライフ」

            今期、毎週楽しみにしているドラマはバカリズムさん脚本・安藤サクラさん主演の「ブラッシュアップライブ」です。 主人公麻美は33歳で不慮の事故で亡くなってしまう。死後の世界で案内人(バカリズム)に「来世はあなたの場合、大アリクイです」と言われ「人間にはなれないんですか?」と問うと「徳が足りないので無理。ただし、同じ人生をやり直すことはできます」と言われ、前世の記憶を持ったまま(大人脳)赤ちゃんからやり直す、という話です。 重くなく、どこか爽やかで面白い。バカリさん脚本のお話で

            9)大人親子の美味しい食卓 冷凍・作り置き レンジで簡単「万能 鶏そぼろ」

            ひき肉がお買い得な時にまとめ買いして、小分けにして冷凍したり、一旦調理していつでも使えるようにしたりしています。 調理ものの中ではとても手軽ですが、使い勝手が良いのが「鶏そぼろ」です。噛む力が弱い親にも食べやすく好評です。 下記は電子レンジでの作り方ですが、鍋でもできます。 冷凍しておいても重宝 レンジで簡単「鶏そぼろ」 ・鶏ひき肉(ももでもむねでも)150g ・砂糖大さじ1 ・酒大さじ2/3 ・しょうゆ大さじ1 ・おろし生姜適量 つくり方 1.耐熱容器に材料をすべて

            8)実家で親と食べるおやつレシピ「うーん、これは売れるよ!○○円で!!」

            今回は実家で作って高齢の親からとっても好評だった1品(ちなみにビジネスパーソンのお食事の集いでも好評いただきました)。 老若問わずおすすめします! ◆かぼちゃのモンブラン かぼちゃとクリームチーズにお菓子としてはひかえめな砂糖と、甘さを引き立てるごく少量の塩を混ぜ込んだクリーム。シンプルながらもとっても深い味わいです。トッピングのホイップクリームは無くても良いのですが、ふんわりとしたクリームの口当たりがかぼちゃのチーズクリームとの変化になって味わいUP。 クリームの下は

            7)送る料理、煮物の味加減は本人に任せる

            料理を送り始めた最初のころを思い返すと、「親が好みそうなものを」と思って作っていました。うちの場合はいつもの料理より「ちょっと柔らか」ければ多くのものが食べられます(例:6)でしたような工夫)。 「なるべく食欲がわくように」「口に合うように」と頑張っていましたが そこで困ったのが「味加減」。煮物類に関して母は「味がしっかり、濃いめ」が好きなので、普段よりややしっかり目につけていました。 こちらで「このくらいだったら?」と送ったものを「なんだか、味が薄いね」と言われたことも