【はじめに】
この記事では、2021年12月7日にNHK総合で放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」『17音、言葉の力を信じて〜俳人・夏井いつき』から、私(俳号:Rx)が特に心に残った言葉をまとめました。
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4.「青き踏め」夏井いつきのコ口ナ禍は
「ありのままの、自分でいい」
「青き踏め」の26句から、こんな句も紹介されていました。名句!
5.半生や俳句の杖は「ぬちぐすい」
30歳で教師を辞め、恩師に啖呵を切った手前、「俳人として生きていく」道しか残されていなかった30代の夏井いつきさん。26分50秒あたりから、自身の句集を開き、半生を振り返ります。
「日記」のようでも、「アルバム」のようでも、そして「自伝」のようでもある。それが俳人の『句集』です。
6.ディレクター「生家」処分についてくる
番組を3つに分けてちょうど「3パート目」にあたる30分過ぎからは、夏井いつき組長が、「生家の処分」をする話題がメインとなっていきます。
これについての裏話は、YouTube「夏井いつき俳句チャンネル」で、ディレクターが出演された回でも紹介されていますので、ぜひご視聴ください。
愛媛県南宇和郡内海村(現在の愛南町)出身の「夏井いつき」さんが、生家を処分するということで、急遽ディレクターが同行して取材することとなったんだそう。俳句とは一見、関係のないシーンを敢えて続かせます。
(句帳にメモを取った内容を、インタビュアーに絶対言わない夏井組長。)
「どこかで活字になったものを見ていただいて、『あ、あのとき、これがあのときの』ぐらいに思って頂けたらいいかなぐらいかな。」と、最初はディレクターを軽くあしらっていましたが、
その3日後、『俳句づくりしている時に声をかけない』ことを条件に吟行に同行することを提案し、ディレクターも納得・了承します。
実家に滞在した約5時間、カメラを回し続け、何とか作句する瞬間をとらえようとしますが、結局まったく俳句を作らずに終了。その後の取材で、
と答えます(これが組長の作句における「俳句のタネ」の集め方でして)。
7.わがこころ十七音へ結球、す
その翌日、短冊にペラペラと文字を書き連ねていく夏井組長。
結球、する
【エンディング】全力で遊ぶ
「3時間、全70句が生まれた」というナレーションの後で、雑誌『俳壇』に投稿する10句の自選の模様も少し描かれ、その後、お決まりの質問で番組はエンディングを迎えます。
( 後日談・ちなみに )
この「夏井いつき」さんの回が放送された当日(2021/12/07)、スガシカオさんの公式YouTubeチャンネルに、(オリジナルのバンド「kōkua」としてではなく、)ソロシンガー・スガシカオさんバージョンのMVがアップされました。上のリンクからお聴きください。