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「家庭のチャーハン2.0」【前編】

タイトルで失笑した方。
そんな方々は多分ご家庭のチャーハン事情を想像できていらっしゃると思われますので、ぜひご覧いただきたいです。

自宅でおいしいチャーハンを作る。
これは料理をしたことにある人のほとんどが持つテーマではないでしょうか?

Youtubeにはチャーハン関連動画にあふれていて、大別すると

(1) 家庭の設備でパラパラチャーハンの作る方法

(2)プロがお店の厨房で本格チャーハンを調理

という感じ。
(1)が「ハウツー」で、(2)は「エンタメ」だといえます。

(1)を更に分けると、
a, 「料理人の方が家庭向けにアレンジ」
b. 大物Youtuberを含むYoutube配信者が「作ってみた」

という感じ。

なぜ、こういう動画があふれているのか?
それは少し前までは

「家庭ではお店のような、美味しくてパラパラなチャーハンが難しい」

からであり、

そして動画の動線を乱暴に推測すると、

(1)のように創意工夫により、お店のやり方とは違うアプローチをし、チャーハンを再定義する。お店のとは別物だけど工夫すると結構お店の味に近づけるね。役に立つなあこの動画!今後に期待だし、過去動画も気になるから、チャンネル登録しよう!

(2)の環境、技術に近づけることによりチャーハンをアップグレードする。家庭でも使える技はあるけど、やっぱり難しいからこのお店に食べに行こうかな?つうか今夜行こう!

てな感じだと思います。

僕は料理人ではなく、料理の腕前もチャーハンの具材を上手く切れないレベルですが、料理研究家を名乗っています。でもこれだけ情報が溢れていれば、大半の料理は美味しく作れるはずという信念があります。チャーハンに関しては昔から試行錯誤を繰り返ししてきて、昨今は多大な情報を精査し研究を重ねてきました(Youtube見まくっただけだけど 笑)。弊害として人生何度めかのYoutube中毒になってしまい、さらに照準を合わせていた「チャーハン大賞」の締め切りを大幅に過ぎてから気づくという大失態を犯してしまいました。正直へこみましたが、気を取り直して(2)のスタイルでYoutubeに家庭でできる美味しく作れるチャーハン動画をUPして、包丁捌きが下手でも美味しい料理は作れるということを証明し料理研究家と
して名をあげられるのではないか?というゲスい思いが沸々と湧き上がってきました。

さて、テーマですが「いかにパラパラに作るか」ではないんですね。パラパラにする方法は家庭なら「あらかじめ卵かけご飯にしておく」、お店のように短時間で仕上げるのではなく、時間をかけて木ベラで優しく米粒を分離させ、時間をかけた分失われた水分をあとで補給するで良く、これは難しくないです。

肝心なのは「味」で、米粒にどのようにして、美味しい味を移すかだと思っています。

ある日僕は思い立って、スーパーに買い出しに行ってから、台所に立ち、昼と夜2回チャーハンを作りました。

■条件
・チャーシュー入りのオーソドックスなチャーハン
・IHクッキングヒーターとテフロン加工のフライパ ンを使う

昼のはパラパラにはなりましたが、味がイマイチ。良い感じに米粒に味が移ってない。夜は材料を一部変え、材料を投入するタイミングを変えてリベンジしたら美味しいチャーハンが出来上がりました。

【後編】に続きます。

チャーハン動画は世に溢れ。後発だと見てもらえない気がしますが、後発の配信者の動画でも他の料理よりアクセスが段違いに良いです。これはまだ家庭のチャーハンの探求が止まっていないからだと思われます。需要はまだあるんですよ、きっと!

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