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【I♥LOVE福岡】<キューハク>はTANOSHII!【クリエイターフェス便乗企画】

🌟この記事は、noteさんのクリエイターフェスにかこつけて、大好きな福岡の魅力について語りに語っていく連載シリーズでございます。
 →企画説明記事


 ひとつ前の記事でもお伝えしたとおり、福岡県は文化的に重要な土地である。

 その文化を伝える一画を担うのが大宰府に位置する九州国立博物館だ。

雨降ってた

 平成17年10月に開館したばかりだが、東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館と並ぶ貴重な国立博物館だ。国立博物館メンバーズパスさえ購入すれば、今挙げた四館は入館無料なので、博物館好きは行く機会も多いのではないかと思う。

 博物館の存在価値に疑問を持つ方もいるかもしれないので一応書いておくが、博物館は文化財の保護や研究のためにも必要だし、自国の文化を啓蒙して市民の文化教養を養うためにも非常に重要な施設である。

 「キューハク」の愛称で親しまれる存在であるこの博物館のコンセプトは、日本文化の形成をアジア史的観点から捉える博物館だ。

 広大な常設展示は縄文時代からの出土品が多い印象である。同じ博物館でも、福岡市博物館は博多の文化や暮らしに重きを置いた常設展示もしているが、九博は比較的、遺跡関連の品が占める割合が多い。

 また、古くから交易の重要拠点であった背景によって、海外との交流にまつわる展示にも力を入れている印象だった。

 新年なら初音の調度(徳川美術館所蔵の国宝。徳川家の千代姫の婚礼に伴い作った調度で、現代人の感覚でも豪華絢爛な蒔絵細工)を出したりしているのだが、もしかすると普段はあまり人がたくさん来るような展示を行っていないかもしれない。それでも、開館以来、1,800万人もの来場者数を誇る。

 少し地味さはあるのかもしれないが、テーマごとに区切られた展示室は、「次は何があるのだろう」とワクワクさせてくれるし、3900㎡もある広い展示室をまわるのは、宝物を探しにいくような気分で楽しい。一度は訪れてみることをお勧めする。

展示室の前
博多祇園山笠の飾り山笠かな?

 (少なくとも前回訪れたときは)展示室内写真撮影が禁止だったので、載せられる写真がないのが残念である。

 アクセスも、悪くはない。

 なんで私がこんなに九博に通っているのかというと、太宰府天満宮が近いから、ということが挙げられる。

 ぜひ一度行ってみてほしい。

 太宰府天満宮から、なんでここにある? と思ってしまうような「だざいふ遊園地」を過った先に長いトンネルのような建物があり、中は長大な光るエスカレーターが走っている。

虹の通路

 本当だよ。ゲーミングPCみたいに光ってるから。サイバーパンクな感覚を味わえるから。

 そのエスカレーターを過ぎると、自分がいつの間にかものすごい山奥に立っていることに気づく。「えっ。山!」と目を疑うこと請け合いだ。

 そしてこの建物。

全面ガラス張り

 サイバーパンクも真っ青。流線形の全面ガラス張りである。
 
 何度も行っているので、このあたりに立っている感覚までありありと思い出せる。私はこの未来的なガラス張りを見るたびに「鳥がぶつかって死にそうだ」と思うし、実際に鳥がぶつかる事故があるらしいと聞いた。

 バードストライク。なんかゲームみたいな名前の現象だが、人類の業を感じる。

 何も対策をしていないわけではなく、みみずくの人形を配置したり、猛禽の鳴き声を流したり、夜間は野生動物の目のようなライトアップをしているらしい。

 鳥がぶつからないように祈っている……(なんでこんな作りにしたのかということを突っ込んではいけない)。

 とにかく、ミュージアムショップでは異国情緒のある面白いアイテムが揃っていたりもするし、近代建築の粋を集めたような美しさには一見の価値がある。中も広くてきれいで楽しい博物館だ。ぜひ一度、足を運んでみてほしいと思う。


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