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テストとアジャイルの狭間で生きている #jassttokyo #agilejapan…

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テストとアジャイルの狭間で生きている #jassttokyo #agilejapan #agiletechexpo

マガジン

  • 北明翰留学日記

    イギリスのバーミンガムの大学院生活や日々の雑感を書き散らします

  • アジャイルポエム

    • 44本

    アジャイルにまつわる話題を集めました。

  • 社員インタビュー

    • 2本

    DAIJOBUのQAエンジニアやbizメンバーのインタビュー記事をまとめています

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うみの,そとへ.

有給休暇の消化にもそろそろ飽きてきたうへのです. 長らくお世話になった某赤い会社と,大好きだったJaSST Tokyo実行委員を手放して,もう一度,研究に向き合ってみることにしました.今年の新年の抱負に大学院に行くことは決めていたのですが,それが海外大学院になるとは思っていませんでした.3日後には,もう日本にいません. 多分ほとんどの人は1年くらいかけて留学準備をすると思うのですが,私は勢い余って半年でやることになったので,タイムラインはかなりドタバタでした.出願書類の提

    • 北明翰留学日記 #14 ー移動,移動,移動ー

      英国〜デンマーク〜ドイツ〜日本へと移動してきたこの1週間は,新しい土地や文化に出会い,その合間に仕事や学業をして忙しく過ごした.移動が嫌いなので旅行が始まる前は憂鬱でたまらなかったが,計画して正解だったと感じている.再会を約束して別れた人たちと次会う時には,今では想像もつかないようなことをしていたいと思う. 10ヶ月ぶりの東京は,飛行機から出た途端に感じる蒸し暑さに異国情緒すら感じる.飛び交う日本語,騒がしく降り口の案内をしつづけるエスカレーター,LEDで絶えず照らされる街

      • 北明翰留学日記 #13 ー伏線の回収ー

        デンマークに流れるゆったりとした時間のなかで,好きな哲学者の話,これまで読んだ本の話,人生とコーチングの話をしていたら,不思議な幸福感で胸がいっぱいになっていた.人と違う前提で生きていることが当たり前のなかで,同じものを知っていて,前置きなく話せることの貴重さを思う.違っているのが当たり前だからこそ,共通してわかるものがあったときの喜びは大きい. デンマークの滞在は4泊(到着したのが深夜だったので実質3泊といってもよい)と短かったものの,自分で行き先を決め自分の足で歩く満足

        • 北明翰留学日記 #12 ー長い旅の途中.ー

          イギリスを一昨日発って,日本に帰る前の1週間は知人を訪ねてデンマークとドイツに立ち寄る予定を立てている. 北欧を訪れるのは初めてだが,イギリスからだとデンマークは1時間半ほど,コペンハーゲンは私がいたバーミンガムよりも若干緯度が高く,今の季節は暑すぎず大変過ごしやすい. 物価が高いのには驚くが,コンビニやスーパーの床に破損した商品が散らばっていないし,卵が割れてもいない.食物はイギリスと比較にならないし,コンビニで買ったサラダは腐っていないし,中にフォークが付いているとい

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          Agile Japan 2024のサイトをオープンしました!

          こんにちは,アジャイルジャパン実行委員のうへのです. 2024年11月21日(木),22日(金)の二日間にわたり,ベルサール新宿セントラルパークにてAgile Japan 2024を開催いたします! 7月8日,Webサイトを公開しました.今後,プログラム等順次アップデートしてまいります. 今年はテーマを 'People-Centric Agile' と題して,テクノロジー,人,アジャイルの幸せな関係性を模索していきます. 近年の著しいAIの台頭とその有効活用が叫ばれるな

          Agile Japan 2024のサイトをオープンしました!

          北明翰留学日記 #11 ー得たものだらけ.ー

          早いもので,帰国前にイギリスで過ごす最後の週末を迎えた.実はまだ修論を書き上げても課程を修了したわけでもないのだが,大学のAuthorised absenceという制度を利用して日本に戻ることにしたのである. Authorised absenceは大学が公認する休暇のことであるが,講義を受け終わった留学生がイギリスにいなくても論文を書けると大学から認められた場合にも使うことができ,帰国後再度イギリスに戻らなくても単位等の条件を満たせば課程を修了することができる.その場合は,

          北明翰留学日記 #11 ー得たものだらけ.ー

          北明翰留学日記 #10 ーイギリス生活情報まとめ②日常生活編ー

          聞かれることの多い食事や,他日常生活についてもまとめてみた. 街の様子 バーミンガムは英国第2の都市だが,日本でいうところの横浜とか大阪を想像してはいけない.仙台くらいをイメージしておくとちょうど良い. 元々工業都市なので,ロンドンのように格好いい建物がたくさん立っているような感じでもない.町に運河はあるものの,目立った観光スポットはないかもしれない. 割と様々な国から人が集まっている印象で,特にインド,中国,アフリカ系の人が多いと感じる. ロンドンからは鉄道で最短

          北明翰留学日記 #10 ーイギリス生活情報まとめ②日常生活編ー

          北明翰留学日記 #9 ーイギリス生活情報まとめ①学業編ー

          大学院生活もすでに8ヶ月が過ぎた.残りの期間が少なくなったことに気づくと突然やりたい衝動に駆られる情報まとめをしてみたいと思う. 大学院生活の感想まとめ全般 豊富なリソースへのアクセスができたことと,講師に気軽に質問や雑談ができたことで,学びを深めることができた.一貫して言えることは,サポートを求めてくる人には対応するが,助けを求めない人を助けることはないので,自分でいかに情報を取りに行くかが重要. スケジュール感 3学期制で,クリスマスとイースターに休みがしっかりあ

          北明翰留学日記 #9 ーイギリス生活情報まとめ①学業編ー

          北明翰留学日記 #8 ーイギリスで歯医者に行ったー

          気がつけば4月も終わろうとしている.コースが始まってからもう7ヶ月が経ったことになる.最初の3ヶ月は全然時間が過ぎなかったけれど,年が明けてからは月日が過ぎ去るのが異常なほど早く感じられて,慣れの度合いが深まったことを実感する.私のとっている講義は2学期までで終わったので,あとは修論に本格的に取り組んでいくことになる. 3月から4月にかけて大学院以外のことをする余裕が出てきたので,アルバイトを始めたり,CVを書いたりしているうちに,なんと奥歯の調子が悪くなり,結局抜歯をしな

          北明翰留学日記 #8 ーイギリスで歯医者に行ったー

          北明翰留学日記 #7 ーできることと,やりたいこととー

          私は多分できることとやりたいことの乖離が激しい人間なんだろう.就職活動をするたびにそんなことを思う.しかし,動いてみなければわからない.動き始めなければやる気も出ない. アカデミアにいたい気持ちはずっと前からあるし,お金が許せばまた博士課程にもいきたいけれど,労働をしていないことに少しずつ飽き始めてもいる.なにしろ稼ぎがない状態を長く続けると精神的におかしくなってしまうことは10年以上前に経験済みだ.何回も同じようなことをする必要はない. だが,博士号をもっているというと

          北明翰留学日記 #7 ーできることと,やりたいこととー

          北明翰留学日記 #6 ー休暇中の英語の思い出ー

          母国語でない言語のエッセイは本当に過酷だと思う.書くたびに自分の英語の拙さを目の当たりにし,1ワードごとに自己肯定感が下がる感覚を覚えたために,精神的に激しく消耗してしまった.内容の難しさなら知る楽しみの方が大きいが,自分の苦手なものを常に突きつけられている感覚はなかなかに辛いものがある. 苦手を克服することは,この年齢になってからの生存戦略としてはあまり賢い選択ではない気もするが,個人的には嫌いではない.ただ,人間というものは「自分は英語が大変稚拙なので,この英語を用いて

          北明翰留学日記 #6 ー休暇中の英語の思い出ー

          会社を離れて思ったことを少し

          Agile Japan実行委員のうへのです.この記事はAgileJapanEXPO Advent Calendar 2023 19日目の記事です. 赤い会社でアジャイル導入やアジャイル組織におけるQAの支援をしたあと,大学院留学のために会社を離れて3ヶ月.1セメスターで履修したリーダーシップのモジュールの内容や,イギリスのアジャイルコミュニティの興味関心と,Agile Japanのセッションで得た組織文化や日本の文化の話というのは,どうもうまく噛み合わなくて,消化しきれてい

          会社を離れて思ったことを少し

          北明翰留学日記 #5 ー迫り来る締切,旅行という名の絶え間ない消費ー

          バーミンガムは,11月頃までは気温は低くても天気が良い日が多くて,イギリスの曇天も実は大したことはないのではないかと思っていたところ,12月に入ってから全くもって太陽を拝むことがなくなってしまった. 12月に入ってから複数の課題の締め切りを抱え,母国語でない言葉で書くエッセイはいくら時間があっても足りないし,いくら時間をかけてもぎこちないままだ.不甲斐なさに吐き気を催すし,悔しさもある.こういう時は自分の気が済むまでやるしかない.知らないうちに食事と睡眠を削っていて,人に言

          北明翰留学日記 #5 ー迫り来る締切,旅行という名の絶え間ない消費ー

          Agile Japanを海の外から見る ーClosing Keynoteと文化の衝突ー

          こんばんは.Agile Japan実行委員のうへのです.この記事はAgileJapanEXPO Advent Calendar 2023 18日目の記事です.日本時間の18日は終わりつつある気がするのですが,まだイギリス時間では終わっていないので,問題ないと言い張るつもりです. 今年の9月からイギリスのバーミンガムというところで大学院に通い始めました.そんな事情があり,この3ヶ月間,物理的に日本を外から見ることになったわけですが,見えてくるものの違いが本当に興味深かったので

          Agile Japanを海の外から見る ーClosing Keynoteと文化の衝突ー

          オンラインとは,そこにいるのかいないのか ー時空間を超えてAgile Japanに顔を出したー

          現在会期中のAgile Japan2023 にオンラインで繋いで,ちょっとだけ出演させてもらいました.こういうのができるのはハイブリッド開催の利点の一つでもあります.以下,ちょっとした気づきと雑感を残しておきます. 会場にいなくても,会場の模様とざわめきが中継されているのはそれだけで面白いし,この数ヶ月久しく見なかった「誰かとお辞儀をしあう」「名刺交換をする」という物理的な行為が流れてくるのが妙に新鮮に感じました.会場の様子はカメラに写っている範囲しか見えず,自分の足で誰か

          オンラインとは,そこにいるのかいないのか ー時空間を超えてAgile Japanに顔を出したー

          北明翰留学日記 #4 ー身体性に関する雑感ー

          大学院はオンラインで日本に住みながらパートタイムで通うという選択肢があったのかどうかを思う時,今なら明確にNoと言う.身体が物理的にここにあることが一つ私にとって大きな意味を持つように思うからだ. 現地の言葉をしゃべり,現地の水を飲み,現地で生産された肉や野菜を摂取するということはなんとも言えず不思議なことだ.別に何も変わらないような気もするし,何かが変わるような気もする.例えば,新しく生まれる体細胞はその土地で摂取したものを原料にしているわけだし,その土地の日照時間は私の

          北明翰留学日記 #4 ー身体性に関する雑感ー