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NYC【2日目】 〜プログラムごとのプチレポート〜

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールドの学生ボランティアが年に1度集まって開催しているNational Youth Conference(NYC)を開催しています。

概要:
・会場:Zoom
・日程:5月16日(日)と、5月23日(日) 両日とも13時〜18時
・2日目の参加者数:17名
 (バングラデシュ支部とのプログラムは36名参加)
※1日目のレポートはこちら

2日目もいくつかのプログラムを学生ボランティアに担当してもらったので、プログラムの企画・運営担当からプチレポートにして共有してもらおうと思います!

自己紹介

・目的:お互いの共通点を見つけ出すことをきっかけにアイスブレイクをしてもらう。
・結果:目的を達成。各グループ平均して4~5個の共通点を発見。様々なジャンルでの共通点が出された。場の空気がほぐれたおかげで、次のプログラムへの潤滑油となった。
支部や学年を越えて話すことができた。あるグループでは思った以上に共通点が見つからず、「冬生まれ」(12月生まれと2月生まれがいた)という苦し紛れの共通点も見られるなど笑いが起きる場面もあった。
【担当:YEH愛知】

同じ映像を見て、意見交換

・目的:3本の映像を見て、抱えている問題について意見を共有する。
・結果:目的を達成。食や栄養に関する教育、「食べること」ができる環境が大事であることが強く挙げられた。
例えば、アフリカのある村で栄養指導を受けた母親が、近所の母親に学習した内容を教える動画を見た。それを受けて「自分が学んだことを人に伝えようとする姿勢が素晴らしい」「この地域では地域住民のつながり強いため教えあいが成立した。啓発のためには地域のつながりもカギとなると思う」といった意見が見られた。【担当:YEH愛知】

ちなみに、今回NYCで見たのは以下の動画です。
・『お母さんたちが栄養改善活動を始めました』(ベナン)
https://youtu.be/Lgf42FImkLY
・『以前は1カ月に3、4回病気になっていました』(ウガンダ)
https://youtu.be/ObhdJTeGNTQ
・『人生で1番印象に残ってる食事の思い出』(ブルキナファソ)
https://youtu.be/9-MqYfyrvDk

オンライン・サルベージパーティ

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オンラインサルベージパーティ※では、YEH山梨が少人数で行ったサルベージパーティの様子を写真などを用いて紹介し、フードロス・飢餓問題へとつなげグループで「企業への働きかけ」「食料への意識」について議論した。議論では、広い視点で「企業の利潤追求と環境保護のバランス」や「法律などの制度的な面」での壁が挙げられ、個人に焦点を当て「顧客としてニーズを伝える」や「フェアトレード・地産地消のものを買う」などの意見が挙げられた。時間が限られており曖昧に終わった議論もあり、更なる議論の場があると好ましいと感じた。【担当:YEH山梨】
※サルベージパーティとは、フードロス予備軍になってしまっている食材を美味しく料理して食べるイベントのこと。詳しくはこちら

職員にインタビュー

HFWの活動部門マネジャーの細井さんと、国内活動担当の西平さんが登壇し、前半は司会からの質問、後半は参加者からチャットで寄せられた質問に回答してもらいました。一口に国際協力を仕事にすると言っても、NGOや政府機関、国連などでは違う関わり方になることや、それぞれが国際協力に関わった最初の経験や、途上国での事業に関してなど、時間ギリギリまで質問に回答しました。【担当:HFW】

海外支部と繋げて 活動の交流 意見交換

このプログラムでは、YEH東京とYAHバングラデシュが、組織の説明や昨年度の活動内容、メンバーの参加動機などについて15分程度英語で発表を行い、その後にそれぞれ質問の時間を設けました。英語での受け答えであった為、翻訳チームがリアルタイムで翻訳を行ないました。
最後には感想交流が行われました。チャットに英語で感想を皆で書き込み、その中から数人が、それぞれの印象的だったことや、今後の意気込みなどを発表しました。
お互いの国の活動を共有することで、様々な発見のある良い時間となりました。
■運営担当の感想
準備から本番を通して、たくさんのサポートをしてもらいながら、とても勉強になる日々を過ごせたと思います。
本番では、バングラデシュでの多種多様な活動内容がとても印象的でした。「伝える」方法はほんとにたくさんあるので、今回の発表を参考に、自分でも何か行動に起こせたらと思いました。
貴重な体験ができ、楽しかったです。【担当:伝えるボランティア】

振り返り

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飢餓や食料問題への理解が深まったり、フードロスに関する理解が深まった他、課題の根深さや解決策により関心が深まったというような感想がありました。また、バングラデシュ支部との交流を通して、日本とは違う活動形態やメンバーの参加動機に、大きく触発され、今後の活動を改善していきたいというコメントが多くありました。

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初めてオンラインで開催したNYC。報告を読んでみて、どんな感想をもちましたか?また来年(時期は少し変わるかもしれませんが)、新しいメンバーを迎えて、NYCを開催したいと思います。それまでの間にも勉強会やイベント、交流会などあると思いますので、ぜひ積極的に参加してください!


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ハンガー・フリー・ワールドの学生ボランティアとは?
「食料への権利」を実現するために世界5ヵ国で活動するハンガー・フリー・ワールド(HFW)で活動する15歳〜24歳のボランティアのことです。
グループに所属して活動する方法と、個人ベースで活動する方法があります。
・グループについて詳しくは:https://www.hungerfree.net/whatyoucan/volunteer/vol_yeh/
・個人での活動について詳しくは:
https://www.hungerfree.net/whatyoucan/volunteer/facilitation/

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