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とある本格派フェミニストの憂鬱

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2010年代前半の全盛期Tumbrに滞在した経験を最初の足掛かりに国際SNS社会の未来について考えていきたいと思います。
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#フェミニズム批判

【とある本格派フェミニストの憂鬱5パス目】「2020年代=分布意味論の時代」前夜の風景

【とある本格派フェミニストの憂鬱5パス目】「2020年代=分布意味論の時代」前夜の風景

まだまだしばらくは「記憶のあやふやな昔話」が続くのをお許しください。

で、2016年から2018年に掛けて次第に活動の場を主にはてなブログに移していきます。その契機となったのがこの年の日本映画の大豊作…

しかもこれらの作品は揃って「(日常の裂け目から何かが押し入ってくる)ピクチャレスク」概念を主題としていたのです、それらを結びつける投稿が大当たりした事もあって、この年の私のはてなブログの投稿は

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【とある本格派フェミニストの憂鬱1パス目】人間関係空間論から分布意味論へと推移したSNS略史

【とある本格派フェミニストの憂鬱1パス目】人間関係空間論から分布意味論へと推移したSNS略史

まずはSNS黎明期のアメリカで何があったと自分が考えているかを表明しないといけません。この原稿を執筆している2023年9月末時点ではもう実証が不可能な内容も数多く含まれますが、少なくとも私という個人が主観的に経験してきたのはこういう世界だったのです。

検索エンジンが主役だった時代の終焉最初にインターネット社会を現出させたのは「検索エンジンによる統合」でした。しかし2009年末時点のトラフィック調

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