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とある本格派フェミニストの憂鬱

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2010年代前半の全盛期Tumbrに滞在した経験を最初の足掛かりに国際SNS社会の未来について考えていきたいと思います。
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2023年11月の記事一覧

【とある本格派フェミニストの憂鬱8パス目】「自分の意思決定過程に割り込んでくる他者」としての外部性について

【とある本格派フェミニストの憂鬱8パス目】「自分の意思決定過程に割り込んでくる他者」としての外部性について

前回投稿でお伝えした「史上初の世界恐慌を契機にカール・マルクスとジョン・スチュワート・ミルとチャールス・ダーウィンが同時に指摘した事」というのは、ある意味…

経済学でいうところの「外部性」概念と深く関わってくるのです。

まさしく私の勝手な、とはいえそれなりに21世紀に入っても通用する部が厳選して抜き出されている様に見える要約「我々が自由意志や個性と信じているものは、社会的圧力によって型抜きされ

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【とある本格派フェミニストの憂鬱7パス目】「必ず観察から入れ。それに立脚しない憶測は、ことごとく現実に裏切られることになる」

【とある本格派フェミニストの憂鬱7パス目】「必ず観察から入れ。それに立脚しない憶測は、ことごとく現実に裏切られることになる」

相変わらずここで触れたプロジェクトで手一杯なので、今回はさらに手短に。以前の投稿で触れられなかった内容の補足など。

この時代を生き延びた、すなわち当時の社会問題が「国王と教会の権威の絶対性」から「資本主義的活動が生む利益の正しい再分配方法」に推移するパラダイスシフトを見逃さず、正しく対応したカール・マルクスは、なす術もなく歴史の掃き溜め送りにされた他の革命家とはそもそも観察眼が違っていたのだと思

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【とある本格派フェミニストの憂鬱6パス目】「仁義なき色即是空空即是色」状態な分布意味論上の基本基底

【とある本格派フェミニストの憂鬱6パス目】「仁義なき色即是空空即是色」状態な分布意味論上の基本基底

こちらで着手した「はてなブログ時代の投稿の見直し作業」が想定通り難航しています。事前に用意した仮説が次々と破綻したりして、まさしく「仁義なき色即是空空即是色」状態に突入…

その作業の最中、私自身が念仏の様に繰り返し唱え続けているのが以下の数理となります。いやはや今回は本当にそれくらいしかお出し出来るものが…

原始的デカルト直交座標系イメージからの脱出小学校の頃から、時空間座標系をなんとなく大雑

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【とある本格派フェミニストの憂鬱5パス目】「2020年代=分布意味論の時代」前夜の風景

【とある本格派フェミニストの憂鬱5パス目】「2020年代=分布意味論の時代」前夜の風景

まだまだしばらくは「記憶のあやふやな昔話」が続くのをお許しください。

で、2016年から2018年に掛けて次第に活動の場を主にはてなブログに移していきます。その契機となったのがこの年の日本映画の大豊作…

しかもこれらの作品は揃って「(日常の裂け目から何かが押し入ってくる)ピクチャレスク」概念を主題としていたのです、それらを結びつける投稿が大当たりした事もあって、この年の私のはてなブログの投稿は

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