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税務

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#贈与税

2023年Xmasまでには読んでおきたい相続、暦年課税等の見直し:2024年1月1日から「贈与の常識」が大きく変わります

2023年Xmasまでには読んでおきたい相続、暦年課税等の見直し:2024年1月1日から「贈与の常識」が大きく変わります

1.できれば2023年12月中旬ごろまでに・・・ 2024年1月1日から「贈与の常識」が大きく変わります。2023年Xmasまでには読んでおきたい・・・出来れば早く!というのも毎年12月中旬ごろ(2022年は12月16日でした)には、政府与党から税制改正大綱が公表され、12月下旬には来年以降の税制改正論点の情報が溢れることが予想されるからです。
 2024年1月1日から変わるものに、この贈与(相続

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2024年1月1日よりガラリと変わる相続税法。賢い贈与選択には「相続時精算課税制度」の理解が必須!

2024年1月1日よりガラリと変わる相続税法。賢い贈与選択には「相続時精算課税制度」の理解が必須!

 2024年1月1日以降、2023年税制改正によって「生前贈与」の仕組みが非常に複雑化し、相続の常識も大きく様変わりしますが、その根幹部分を説明します。ただ改正点を紹介する前に、贈与税の基本からじっくり見ていき、後半から根幹部分である「相続時精算課税制度」を見ていきましょう。

1.贈与税とは1-1.贈与税の誕生と経緯をザックリ説明します

 生前贈与が相続税対策になるのは有名ですが、その背景とし

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【税金Q&A】結婚20年目のプレゼント

【税金Q&A】結婚20年目のプレゼント

<質問>配偶者に対する自宅の贈与には非課税特例があると聞きましたが ?

<答え>

 夫婦間での自宅等の贈与については、最高2,110万円まで贈与税が非課税となります。
 ただし、財産移転にかかる登録免許税等の支出を考慮に入れると、将来の相続時において「小規模宅地の評価減の特例」を適用するほうが、税負担が少ないケースもあります。

◆ 「贈与税の配偶者控除の特例」のしくみ

 婚姻期間20年以上

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