見出し画像

アカデミー賞とアメリカ×日本

映画好きです。

アカデミー賞が終わり、レビュー動画を観ていたら観たい映画リストができあがりました

  1. オッペンハイマー(日本では2024年3月29日より公開)

  2. Barbie(まだ観れていません!)

  3. ゴジラ -1.0(まだ観れていません!)

  4. Poor Things

『オッペンハイマー』

アカデミー賞の作品賞受賞。原爆開発を主導した米物理学者オッペンハイマー氏の半生を描いた映画。戦争すると技術が発展するというけれど、まさに今、戦争の渦中にいる国もある中、戦争の歴史の中でも最も重大な”原爆”に焦点をあてた映画。この作品は最多の13部門にノミネートされ、監督賞など7冠を手にしました

私が第二次世界大戦を初めて学んだのはアメリカの現地校に通っているときでした。学年唯一の日本人でしたが、ある同級生が突然授業中に「爆弾を落としちゃえ」だの「ジャップ」だの発言した時には自分に向けられたものではないとわかっていた(※)ものの、すごく衝撃を覚えたことを思い出します。

※自分に向けられていないとなぜ思ったかは、彼が私のことを日本人だと認識していなかった(=韓国人もしくはアメリカ生まれと思っていた)と思うからです。笑

とにかくアメリカに来てからバックグラウンド関係なく交友関係を作ってきた私には、対国(政府)の事情で戦争が起きることの現実を目の当たりにし衝撃でした。もし今、アメリカと日本が敵国になったら私はこの人たちと仲良くできるのだろうか、とふと思ったのです。

日本で第二次世界大戦を学んでいたら、「原爆を落としたアメリカが悪い」で終わったかもしれない。でもアメリカでは「原爆を落とさなかったら戦争は終わらなかった」という考え方もある。多方面から考えるとひとつの出来事も違って見えることを現地で体感しました。

こういう話をすると、父親が「ビールの缶は正面から見ると長方形に見えるけど、斜めから見れば筒、上から見れば円形に見える。物事は多方面から見ることが大事なんだよ。」と言っていたことを思い出すのですが、本当にその通り。飲みながらのレクチャーも身になっているから、父には感謝です。笑

日本ではまだ公開されていないのに批判が相次いでいましたが、まずは観てみないとわからないので私は今から興味津々です。こちらの記事もご参考までに貼っておきます。

そして…私の大好きな『プラダを着た悪魔』から大好きなEmily Bluntも出ているので、個人的にすごく観たい。

『Barbie』

アカデミー賞でKENがド派手なパフォーマンスを披露。映画はまだ観れていませんが、ピンクのBarbieファッションがハロウィーン以外で、そして芸能人の間でも流行るほどヒットした映画。評価は色々みたいですが、ハリウッドっぽさ満開のド派手ピンク映画は絶対観たい、と思っています。
たぶんストーリーはすごく軽いんだろうけど、その軽さのほどを確認することと、今でこそ男女平等と言われるアメリカも女性は戦っていた(いる)んだよ、みたいなメッセージがあり、多様性のテーマがあり…で過去、現在、(と未来?)のアメリカについて考えさせられるかもしれないなと思いました。作品の監督は女性です!
そしてもちろん、LALALANDではまったRyan GoslingのKen役を堪能する、という目的のためにも観たいです。

『ゴジラ-1.0』

こちらは視覚効果賞に、日本の作品としては初めて選ばれました!CG描写が圧巻で低予算で制作されたことも評価されたとか。
ただ、受賞者スピーチは原稿棒読みで英語が聞き取りにくく残念でした…。ちょっと上から目線になってしまうのですが、国際的なステージに立つ日本人は英語をもう少し頑張ってほしいと思うことが多いです。一方で、韓国人などはこういう時に強く、英語が上手で堂々としている人が多い。自分を表現することは海外では基本だと思います。相手の目を見て身体全体を使いながら堂々と話すこと。識字率98%(?)の日本人は優秀な人が多いのに、表現力があったらもっと世界で通用するのになぁと残念に思うからこそ、ここは鍛えてほしいと思います。大げさにアピールしていこう。

話がずれましたが、ゴジラ作品は大好きです(テレビシリーズも昔はよく父と観ていました)。映画はほぼ観ていますが、内容が濃い。日本の今をすごくよく表現できているものもあり、もう一度観たいと思うものも。前作のゴジラは日本で頻発している地震や3.11の原発をテーマにしているのかな、と思ったこともあります。まだ映画評論を読めてないけれど、ちゃんと振り返るのは今度にしよう…

『Poor Things』

こちらはEMMA STONEが出ているからです。Ryan Gosling同様、私がLALALANDからはまった女優です。今回のアカデミー賞で彼女は主演女優賞を獲得しました。表情豊かな素晴らしい演技、何より普段から自然体で、受賞時のスピーチもウィットとユーモアに富んでいて、かっこいい!もうすぐ3歳のお子さんがいるママなんですよね。今後、彼女が出演する作品も楽しみです。
因みにLALALANDは5回は観ています。

以上。

観たいリスト外:『君たちはどう生きるか』

既に観ているのでリストには挙げていませんが、素晴らしい作品でした。こちらは長編アニメ賞を受賞しました!
日本映画としては2003年に受賞した『千と千尋の神隠し』以来。『千と千尋の神隠し』は私が中学生の時だったので、アメリカの映画館で英語版をいち早く観たのを覚えています。アメリカ人が日本の映画を観て、感動したり笑ったりしているのを見て、感動したのを覚えています。
言葉関係なく感情を共有できることは本当に素晴らしいな、といつも思いますし、そういう瞬間が好きです。

今日は時間がないので、編集もあまりすることなく駆け足の投稿になりますが、以上アカデミー賞後に観たい、映画リストでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?