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面接までたどり着く応募書類の基本


こんにちは、転職経験者、元キャリアアドバイザーのややこです。
転職活動に必要な応募書類の作成、結構大変ですよね。
特に、職務経歴書に関しては、初めて作る!という方も多いのではないでしょうか?

「そもそも職務経歴書って何を書くもの?」「履歴書って、新卒の時と同じでいいの?」など、応募に際して迷うこともあると思います。

そこで今回は、証明写真、履歴書、職務経歴書に関して「これだけ押さえておけば大丈夫!」なポイントをお伝えいたします。
初めて書類を準備される方で、何から始めようか悩まれている方はぜひ参考にしてください。

1.証明写真は意外と簡単に準備できる?!

証明写真の準備って地味に面倒ですよね。

特に、普段スーツを着ない方や近くに証明写真機がない方は、わざわざ撮影のために準備をしないといけないので、より大変だと思います。

しかし、現代技術を駆使すれば、意外とハードルが低くなるかもしれません。

こちらをご覧ください。

「えー!これネタでしょ!」と思われるかもしれませんが、私はあながち間違っていないと思います。

手順は以下の通りです。
① 自宅でスーツを着て、清潔感を出す
② 白か青の壁の前を背景に選ぶ 

撮影は、スマホの自撮りで大丈夫です。
「履歴書カメラ」というような履歴書用の自撮りアプリもあります。
もしエージェントを使われているなら、エージェント側で色味の調整やトリミングなどを行ってくれるところもあります。
自宅で準備ができるなら、ちょっと肩の荷が下りますね。

2.履歴書は事実だけを書く

履歴書は、あなたの氏名や住所に加え、学歴や経歴、免許の有無などを記入するものです。
アルバイトの面接や、新卒の就活で書いた経験がある方も多いのではないかと思いますが、基本的には同じです。

ポイントは2つ。
① 嘘はつかない
② 自己PRは書かない

① 嘘はつかない
「当たり前!」と思えたあなたはスルーしてかまいません。
ですが、もし言いづらい過去があった時、どうしてもこの期間を空白にできないだろうか…などと考えることもあるかと思います。
私も、1年間就活という名のフリーター期間があったのですが、絶対に面接で突っ込まれるポイントだと思っていたので、書くのをためらったことがあります。

しかし、嘘だけはつかない方が良いです。

アメリカの人気ドラマ『SUITS』を知っていますか?

ロースクールに入れるほど頭脳明晰なマイクは、様々な事情で自身はロースクールに入らず、入学希望者の替え玉受験を手伝う「闇バイト」をします。
ある時、闇取引から逃げているところで、たまたま有名弁護士事務所の面接に乱入。
マイクの実力と経歴を知ったハーヴィーに雇われます。
ただ、その事務所の本来の絶対応募条件は「ハーバード大卒」
ロースクールに行っていない、ましてやハーバードになんてかすってもないマイクは、経歴詐称なのです。

仕事の実力はあるものの、事あるごとにヒヤヒヤする場面に遭遇……

と、ドラマなので、バレる?バレない?という面も楽しむことができますが、現実世界でこれをしたら一発懲戒免職です。

学歴も経歴も免許もそうです。くれぐれも、本当の事だけを書いてください。
嘘をついて面接にこぎつけたとしても、バレます。時間の問題です。
本当に何もいいことありませんから……。

② 自己PRは書かない
よく市販の履歴書で「自己PR欄」が設けてあるところがありますが、書かなくて良いです。
むしろ、そういった項目がない履歴書を購入されることをお勧めします。
理由は、もっと膨大な量の自己PRを書く「職務経歴書」を提出しなければいけないからです。

私だったら、二つも書かなくてはいけないなど苦行です。
また、一貫性を持たせるためにも、一つの書類にまとめておいた方が良いです。
もしWordやExcelで履歴書を作られる場合は、そういった項目は消していただくと良いかと思います。

3.職務経歴書の作成は自己分析でもある

職務経歴書の作成は、量も多いですし、多くの方が頭を抱えるところではないでしょうか。
そもそも初めての転職であれば、職務経歴書の作成自体が初めてだと思いますので、何から書いたらいいのかわからない方もいらっしゃると思います。

今回はすべてを書ききれませんが、
押さえておいてほしいポイントは3つです。
① 一貫性を持たせる
② 自己紹介は、簡単な自己PR
③ エピソードは最低3つ用意

① 一貫性を持たせる
Word2枚程度にもなる職務経歴書ですが、履歴書の項目で述べたように、一貫性を持たせることが大事です。
アピールしたい項目がたくさんある方が、たまにあれもこれも仰るのですが、項目が多くなればなるほどボヤけてしまいます……
日々何通もの書類に目を通している人事担当者に対して、あなたを印象付けることが目的ですから、逆を言えば、ご自身の強みは2,3つ程度あれば十分です

② 自己紹介は、簡単な自己PR
自己紹介とは、職務経歴書の冒頭で「20〇〇年△△大学を卒業後、同年株式会社□□入社、カスタマーサービスを担当しておりました…」と書く部分のことです。
人事担当者に聞いたことがありますが、面接希望者が多い場合は、自己紹介しか見ていないこともあるそう。
後に何枚書いても、です。
つまり、第一印象でグッと印象付けることが重要なのです。

例えば、「20〇〇年△△大学を卒業後、同年株式会社□□入社、ブランド名◎◎表参道店の服飾品の販売を担当しておりました。業務を担当する中で私が力を入れていたのは売り上げ目標の達成とリピーターの獲得です。他社競合の多いエリアだったので、リピーターを増やすべく、~~という工夫をし、顧客様を毎月3名ずつ増やしていました。その結果、個人売上として前月比110%を達成した経験があります。」
といったように、自己紹介にプラスして頑張ってきたことを簡単に述べると、他の求職者と差をつけることができます。


③ エピソードは最低3つ用意
エピソードとは、上記の自己紹介で書いたアピール部分を経験談を交えて掘り下げるものです。
基本的には、「その結果を生むのにどんなプロセスがあったのか?」「どんなことを考えて行動に移したのか?」「周囲を巻き込んだ経験は?」などを聞きたい場合が多いでしょう。

なぜ、エピソードは最低3つ用意したほうが良いのか?
それは、面接対策のためです。
面接時間は、30分のところもあれば、1時間以上のところもあります。
単純に、ネタが少ないと時間を過ごすのが辛いです。
また、「一番力を入れたことを聞かれたけど、何とか話せた…」と思ったら、さらに面接官から「一番大変だったことも教えてください」「強みは何ですか?」「周囲からどんな人間だといわれますか?」など同じようなことを聞かれることがあります。
こちらすべて、あなたの自己PRを引き出そうとしている質問です。つまり、同じような質問にも対応できるように、エピソードは多数準備しておくと安心です。


4.まとめ

応募書類は少しずつ準備されると良いです。
特に職務経歴書は、書いているうちに「こんなことも頑張っていたんだな」「これ私の強みなんだな」と気づくこともあるかもしれません。
自己分析が進むということですね。
転職は、自己分析が大事です。
「辞めたい…」のみで具体性に欠けていた考えが、文字にすることで可視化でき、より深く自分を知ることができるようになってくるのです。
そうすれば見事、ステップアップです!
自己分析については、ハチャメチャに長くなるのでまた機会があるときに…


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