【二次創作】ネタテンプレート配布2【改変アレンジご自由に】
※このnoteは「ある程度同人誌について知っている」人向けに作成します。ご了承ください。
※このアカウントでは「同人誌の作り方」はお伝えしません。
※本の作り方に関してはネット上で調べる方法はたくさんあるので別途調べてみてください。
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今回のnoteは同人制作に使えるネタテンプレート配布、第2回目になります。
前回のネタテンプレートは現パロに特化した「【二次創作】ネタテンプレート配布【改変アレンジご自由に】」でした。
そちらも気になる方はチェックしてみてください。
「原作が和風の時代ものだ。」
「原作がファンタジー世界だ。」
主にそんな場合に使用できる、汎用性のあるネタを配布させていただきます。
もちろん、Twitterでの短編小説制作やらくがき等にも使ってみてください。
改変/部分的に使用する等ご自由にどうぞ。
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・時代もの(和風)原作の場合のネタ
①その時代特有の小物演出
煙管や火鉢や下駄等の身の回りの物からのトラブル。少しの火傷や鼻緒が痛い等。
②着物なのか袴なのか忍者なのか?脱衣の描写
洋服とは違う脱衣の描写や脱がせ合い。背中に手が届かない、でもじつはひとりでも届いた等も。
③現代のローション、昔は…
Twitter等でもひろまった「いちぶのり」や「安入散」を使用する話。唾液で溶かす描写もいいですね。
④布団の上だけじゃなくていい
和室ならではの押入れの中や、夜の縁側など。布団準備はしたのになぜそっちで…という流れにも。
⑤食べ物に関して
和食ならではの醤油や味噌の味の違いネタや、箸使いのネタ、和菓子なども。
⑥現代建築にはない擬音の効果
廊下のきしむ音や着物の衣擦れの音の効果。また家鳴りの音が怖いというネタも有り。
⑦洋風なものの登場とキャラの反応
現代では普通に存在する物でも、昔は無かったという物が登場してキャラたちが驚くネタ。西洋からきた動物でも可能。
⑧時代ものの下着に関して
褌が主流。けれど褌が似合わないキャラならば下着なしという設定でも話ができそう。
⑨浮世絵や美術系絵画からのヒント
著作権の切れている昔の浮世絵からのネタ。構図をオマージュしてみたり、鳥獣戯画のネタを取り入れたり。漫画ならば背景効果のヒントにも。
⑩モデルになっている土地との関連
日本各地に多くある民間伝承やその土地特有の信仰。ネットで検索をし、そこから創作のヒントを得るのもひとつ。
・ファンタジー原作の場合のネタ
①衣装が奇抜ならそのスキをつく
露出が多い服はもちろん、隙間のある服や逆に隙間のない服ならそこに汗が溜まってしまう等。
②髪型が不思議ならどうセットしているのか
寝起きの髪とセットした後の髪型のギャップ、またはそのセット方法等。
③舞台モデルとなった場所からのヒント
ファンタジー原作の場合、海外がモデルになっていることも多いので、その国の旅行サイト等に行きそこからヒントをもらう。
④魔法はあるのか治癒はあるのか?
とんでも魔法やびっくりする治癒を創作してしまうという方法。ギャグにもシリアスにも。魔法がきかない!等のスランプネタとしても可能。
⑤武器はあるのかまたその手入れは?
夜になるとキャラが武器の手入れをするという描写。手元の描写多めになるのでそこから成人向の話にも発展できそう。もしくは相手の武器を触る等。
⑥食べ物に関して
世界観にもよるが現実には存在しないような食べ物を出してしまうのも有り。架空の植物や木の実も。催淫作用・睡眠作用等にも。
⑦他の種族はいるのかどうか
スターウォーズに代表されるような「人間的な外見以外の種族」もいるなら、その種族とのほのぼの話やトラブル等の話。
⑧突然現代風のものを入れてみる
ファンタジーの世界に突然のiPhone、ファンタジーの世界に突然駅の改札口、など。もしこれが存在したら…というネタとしても有り。
⑨ファンタジーならでは?インキュバスや天使/悪魔変化
現パロでもあるあるネタのインキュバスや天使/悪魔ネタを、ファンタジーの舞台上であえてやる。
⑩空は飛べるのか。地中には入れるのか。
ファンタジーならではの設定。空中が思いのほか寒い、地中は温かいが泥が付いて気になる、等。状況は非現実的でも感情面はリアルにする。
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いかがだったでしょうか。
少しでもネタだしのきっかけになったら嬉しいです。
時代もの(和風)、ファンタジーもの、各自の注意点についても以下に記載いたします。
・時代もの(和風)原作の場合の注意点
オタクの中には歴史がとても好きな人が多くいますね。
「間違った知識を誤って披露してしまう」失敗も、うわーやってしまったー!となりますが、それよりもむしろ「あまりにも専門的/学術的なネタを書いて/描いてしまう」こちらの方がより重い失敗になります。
読む側が話しに入り込みにくい上、執筆側のドヤ顔が伝わってしまうためです。
褒められたい、すごいと思われたい欲求が出すぎて専門的/学術的なネタに走ってしまうサークルをたまに見かけますが、逆効果なのです。
「本当に頭の良い人は、優しい言葉で説明をする」とあるyoutuberが言っていた言葉です。個人的に、とても共感できました。
「自己を顕示する欲よりも読み手の気持ちを考える」ことを忘れずに時代もの(和風)創作は行いましょう。
・ファンタジー原作の場合の注意点
ゲーム原作等に多く見られるファンタジー世界観ですが、「どこまでを冒頭で説明したらよいか」に迷うこともあると思います。
「原作を知っている人が読むはずなんだから、原作の世界観は何も説明いらないでしょ!」と、そう思う気持ちもわかります。
けれども読み手側の人たち全員が「原作から二次創作に興味を持つ」人ばかりではないのです。
中には「ツイッターで流れてきた二次創作からこのジャンルに興味を持ち、同人誌を買ってみようと思った」人も少なくないと感じます。
もちろん、なにも原作世界観を二次創作同人誌の冒頭で全部説明しろ、というわけではありません。
「これは○○戦が終わり○○に行く途中」と文章を入れるだけでも「あぁこれはなにか戦ったあとなんだな」とわかります。
さりげなくでかまいません。
一文で良いので、読み手が現状把握を自然にできるような文章を、本の最初辺りに入れておくことをお勧めします。
これはファンタジー世界観での二次創作同人誌だけに言えることではなく、どの同人誌にも言えることかもしれませんが、とくにファンタジーを題材とした創作の場合は気をつけてみてください。
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以上、いかがだったでしょうか。
私YAYAは数年前「原作のモデルとなった場所の旅行サイト」をよく閲覧していたことがあります。
ネタだしをするためだけに閲覧していたのですが、サイトを読み込むうちにまるでその場所に旅行できたような、創作途中の良い気分転換にもなったことがありました。
少しでも楽しみながらネタだしをできたならば精神衛生上も良いな、と考えています。
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また、このnoteで一番の人気記事になっている「【二次創作】ネタが出ないなんて言わせない!ネタの出し方について【お悩み解決】」でも、箇条書きで細かいネタを配布していますので、もしよろしければこちらも合わせてどうぞ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回はまた同人活動における対人の悩みに関して記事を出していけたらと思います。
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