文章や絵は下手だけど…周りに上手い人が多くて…【それでも月額3~80万稼げる】

このnoteは「ある程度同人誌について知っている」人向けに作成します。
※このアカウントでは「同人誌の作り方」はお伝えしません。
※本の作り方に関してはネット上で調べる方法はたくさんあるので別途調べてみてください。

・小説作品は個性と作品数の勝負である(字書き向け)

漫画に比べ小説は「作家のウリ」が出にくいと感じたことがあります。
漫画であれば「絵柄」「画面演出」「絵が上手いか下手か」一目瞭然ですが、小説はそうはいきません。

そして失礼ながらよほど大手の小説サークルでもないかぎり「作家名」すら忘れてしまいます。
この話とこの話は両方Aさんの作品だったはず…あれ?違う人が書いてた!ということもよくあります。
…自分で書いてて悲しくなります。

また「読み手全員が文学に長けているわけではないし、上手な文書だから売れるわけじゃない」ということに注意です。
小説サークルあるあるなのですが、文学を専門に勉強したことがある人、多いです。
また歴史や特定分野の専門で博識だったり、とにかく物を良く知ってるなぁ、と思う人が多い。

そういう人にありがちなのが「知識だけをひけらかしてしまう作品を執筆してしまうこと」
これは駄目です。
これだけは、とにかく気をつけてください。

難しい単語ばかりを羅列した小説、萌えに必要ですか?
なにもエロやいちゃいちゃだけ書けというわけではありません。
万人に理解できる文章、書いてますか?

上では「作家のウリ」が出にくいと書きましたが、自分自身の「博識さ」をウリにするのは悪手であり買い手が離れやすいです。
そしてぶっちゃけて言えば「文章が上手か下手か」なんて漫画に比べればわかりにくいものなのです!
文章の専門家でもないかぎり、上手さ下手さは小説に限ってはそこまで問題ではないのです。

じゃあ上手下手はさておいて、何で個性だせばいいんだよ!とお思いでしょう。
いくつか良い意味で個性を出せる箇所があります。

・作中ポエム部分がせつなくて良い(独自)
・エロシーンの文字描写が細かい
・擬音・擬態語が独自
・エロシーンでのハートマークあるor無し
・いつも安定して同じシュチュを書いてくれる
・Twitterで定期的にショート小説を出してくれる
・ギャグ描写に勢いがある
・シリーズものを書いてくれる

このあたりが「記憶に残る」二次小説の特徴です。
上で「作家名」すら忘れてしまう小説書き悲しい、と書いてしまいましたが作家名は忘れられてても買い手に文章の特徴と作品名を覚えていてもらえればそれでいいのです。

そして漫画とは違い、文章の話内容の作風はガラッと変えないことをオススメします。
漫画でしたら視認性もあるので読み始めやサンプルの演出だけで「これはシリアスっぽい」「これはバットエンドっぽい」すぐにわかるのですが、小説はそうはいかない。

「○○の人」というブランドを持ちましょう。
そうすれば安定的に「それ好き」な買い手が寄ってきてくれます。

そして更新頻度。
これはなるべく小刻みにたくさん更新をオススメします。
なにも毎回文字数多い小説書けというわけではありません。

オタク同士の飲み会でよく話題になるのですが「寝る前にpixiv小説よく読んじゃうんだよね~」という会話。
私YAYAも就寝前によくpixiv小説を読みます。
その際、長い文字数の多い小説ももちろん読み応えあって良さそうと思うのですが「最後まで読みきって寝たい」という気持ちがあるのです。
その場合正直1万文字とかある小説はまず開きません。それはまた別の時間のとれるときにとっておきます。

就寝前は、わりと短めの小説をよく読むのです。
そしてそれは毎日の習慣でもあります。
なので「シリーズもので更新頻度が多く」「そこまで長くない小説」をずっと読んでいくことが多いです。
よく小説書き同士だけになると文字数対決みたいなことになりがちなのですが、それは小説書きだけの世界のどうしようもない発想です。

長編は、本にする時にとっておいてもいいんです。

またpixivに上げてたシリーズものをまとめて本にしてもいいんです。
(これ、よく売れます)

どんな世代や文学に長けない人にもわかりやすい文章が書け、独自の表現方法・個性があり、文字数がそこまで多くなくても更新頻度が多い小説サークル。
そんな活動をすることが売り上げにもつながり、大切だと考えます。


・漫画作品は絵が下手でもいい(絵描き向け)

Twitterを見ていて「この人絵はいまいちだけど、なんかいつも笑えるネタ描くなぁ」と思ったことはないでしょうか?
わりとよくある現象だと思います。
率直に言ってしまえば女性向けはネタやストーリー勝負が土壌にあるので、そこがハマればいいねRTや本の購買層はついてくるのです。
(ちなみに男性向けは結局は画面勝負と知人から言われたことがあります)

そりゃかっこいい攻やいい感じの表情をする受の絵が描けるならそれに越したことはありませんが、絵が上手くない人が上手い人と同じようにいいねRTや本の売り上げを出すことはなかなか難しい。

でも!
それを逆手にとる方法が女性向けにはあります。

「あきらかに上手い人をRTするより、いいネタで尚且つ『頑張れって応援したい人』をRTしたいなぁ」
こんな心理になったこと、ありませんか?

とある読み手数人のタイムラインを観察したことがあります。
ジャンル初期の頃はそのカップリングの大手の絵ばかりRTしていたアカウントが、数ヶ月~半年になるころには中堅サークル~無名サークルの絵を頻繁にRTし始めたのです。
そのRTされているアカウントも見に行ってみると、萌えのつぶやきが多く「萌えの感情にまかせて描きました」といった感じの絵が多数UPされていました。

ちなみにいいね一覧も見に行ってみると、以前と同じように大手サークルの美麗絵もいいねされていたのですが、なぜかRTは中堅サークル~無名サークルばかり。

興味深くないですか、これ。

その心理は本人でないと正確なことはわからないので、あくまでも想像になってしまいますが…
「この作家さんもいいよ!」
「この人のみんな知ってる?」
そんな気持ちも含まれてのRTなのではないかと。

「カップリング大手サークルはきっと皆が知ってる」
「この今UPされた絵も、きっと皆見ることだろう」
「ならば!!ちょっと違うサークルさんも私はRTしちゃおう!!」と、そんな心理もあるのかなと想像しました。

ちなみにこの観察は、ひとりの「読み手」じゃなく「多数のジャンルから無作為に観察してみようと思った数人の買い手であろうアカウント複数」です。
この傾向に気がついた時は、ほほう人間とは複雑な生き物よのう…と変な感動まで覚えました。

そのRTされる絵の中でも「うまいこと描くもんだなぁ~」とこちらが関心してしまうアカウント、たくさんありました!
デフォルメ風の絵や、なつかしの岡○あーみん先生のような絵柄、動物化、等です。
「美麗な攻や受が描けないならこの今描ける絵柄で発信していこう」という切り替えのよさを感じました。
美麗絵に比べ、線もガタガタ、パースは狂っている、よく見ると丁寧でもない…だけど「ここに萌えた!」ということはよくわかる。そんな内容でした。

よくよく考えてみれば、女性ファッション雑誌に描かれるちょっとした漫画やイラストもBL美麗絵ではなくどちらかというと「下手うま」と言われる部類。
こういう「下手うま」絵柄は万人にうけやすいのでは?とも思いました。

「でも~~デフォルメっぽい絵やギャグっぽい絵じゃ印刷して本だしても~~売れないんじゃない…?」
そんなことはありません。

その具体例を以下有料になりますが記載させていただきます。


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