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陰陽五行中医薬膳

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薬膳・中医学の基本となる陰陽論や五行論を、やわるしすの目線で解説しています。冬に出す本の下書きとして書いていますので、ご意見ご感想いただけると嬉しいです。本になる際に反映させてい…
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2020年2月の記事一覧

気血津液と臓腑の関係

気血津液と臓腑の関係

※中医学の専門用語が色々出てきます。が、漢字の意味の通りなので気負わずに読んでください。そして覚えようとしないで下さい。覚えることに意味はありません。

体の中を流れている大事なもの「気血津液」

体の中の色んな働きをコントロールしている「五臓六腑」

五行論なのに六がある(しかも六臓目もほんとはある)ことは一旦置いておいて。

五臓六腑の機能を知る時に、気血津液とどのように関わるのかが分かってい

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バランスってなんなんだ

バランスってなんなんだ

「良い食生活」の話になると必ず出てくる「バランス」

バランスの良い食事を

結局バランスなんだよね

文字ではわかった気になれる「バランス」

「薬膳ってなんなんだ」https://note.com/yawarusis/n/n914cbdb2ed18

でも「乱れたバランスを修正する食べ方が薬膳」というようなことを言いました。

人体のバランスの良い状態は、陰陽が整った状態です。(それも具体的に

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からだを流れている大事な3つのもの 後半

からだを流れている大事な3つのもの 後半

後編なので、すぐさま本論に入りますね。

気の働きその4 体の中で起きる変化を起こしているのは気です。これを「気化」と言います。
「気化する」という言葉が科学の方では「気体という形に変化する」という意味で使われています。混同しがちなんです。中医学の「気化」は「気というエネルギーが加わることで変化する」という意味です。科学の方ではこれは単純に「変化」ですよね。「反応を起こす」かもしれません。起きてい

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体を流れている大事な3つのもの

体を流れている大事な3つのもの

君の体には3つの大事なものが流れているんだよ

それは、愛と勇気と情熱だ!

みたいな話ではなくて、「気血津液」のお話です。

週刊少年ジャンプを愛読して早40年ほどになりますので、友情・努力・勝利は常に意識していきたいテーマではあります。そういえば、半年くらい習ってたライティングゼミで初めて合格点もらえたのは、自分が何故ジャンプを読んでしまうのかについて、習ったセオリーを破り捨てて宿題提出30分

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世界の始まり 5つの最初の素たち

世界の始まり 5つの最初の素たち

私たちが生きている世界の始まりは、太極から、なのか、太極に、なのか分かりませんが(そういう存在と)牝が発生するというよく分からないものです。この牝が陰であり、続いて陽が生まれた。この二つのエネルギー(これが既に「気」であります)が活動することで、様々なモノゴトが生まれて今があるわけです。その最初のモノゴトが、5つあったと言われ、それらの関係が世界に存在する全てのモノゴトの関係に応用できると考えてい

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世界の始まり 陰と陽

世界の始まり 陰と陽

ここは、何回かかけて追記をしていきます。なので一旦読まれてもまた訪れてくれたら何か更新されてるかも。ひとまず今日は立春ということで始まりの始まり。

中医学基礎理論の更にベースになっているのは陰陽五行論であり、それの元は老子の道徳経としてもいいんじゃないかなと、やわるしすでは考えています。道徳経があって、色んな哲学があって、易経があって、中医学の初のまとめ本「黄帝内経」が書かれた。とは言え、老子は

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冬の薬膳をしてみよう

冬の薬膳をしてみよう

今日は節分。暦の上では春が来ちゃう!今日中に冬の薬膳の話をあげたい!と思う気持ちと、いやいや、まだ今月寒いんやし慌てんでも、という気持ちと。
冬の薬膳の大きなテーマである「寒邪」対策は寒いうちは使えばいいし、冬でもそんなに寒くなければ使わなくていい。夏でもクーラーガンガンの所にいる時間が長い人は、例えば朝ごはんとランチは寒邪対策をした方がいい。おやつやそこで飲む物もそう。
なので冬だけじゃなく使え

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