14.刺激的な展開

わーーーーーー。ついにきちゃった!
「可愛さ」「綺麗さ」「若さ」という女の一種の美のベクトルで完封負けしちゃう相手が登場しちゃった。

社会人が今までどうしてこんなに快適だったかって、
上記のベクトルが働かない既婚者などor私の方が正直上かも?と思ってしまう(失礼なことは重々承知ですが)女性が多かったからだって、自覚しちゃった。

人と比べない。人はそれぞれオンリーワンでナンバーワンったって、私はどうしても周囲をチラチラ見てしまう。自分の立ち位置、気になるじゃん。ポジションに合った振る舞い方、したいじゃん。キャラ、被りたくないじゃん。

入社4年目にしてきてしまったのだ。私とキャラ被りというには烏滸がましいほどのかわい子ちゃんが。しかも、もしかしたら私が指導係かもしんない。もしかしたら、ちょっと気になる先輩が彼女をつきっきりで指導するかもしんない。

これは正直、どっちに転んでも私には刺激物すぎる。私の女としてのプライドはズタズタになり、競い合っちゃうようなみっともないおばさんに釈変しちゃう予感もするし、逆にもうキャラを完全に譲ってかわい子ちゃんを愛でる+美貌の秘訣を請う乞食キャラに転身するかもしんない。

どちらにせよ、彼女によって私の中の悍ましい欲がぐぐぐぐって顔を出してくるのは何となく感じてる。それをうまくバネのエネルギーに転換できたら良いんだけど。私の脳内変換プラグはそこまで良い性能が備わっているか、正直自信がない。試されているのかも。えー!負けない!頑張る!

あのカタチのいい唇から「●先輩が好きなんです」って言われちゃった日にはもう…。どうなるのかな。恋愛で初めてまともに正面から負けちゃうのかもしんない。てか、実はもう負けてたりして。

すごい。平穏でのんべんたらり、ちょっと気になる先輩が戻ってきてウキウキ(だけど口には出せない)な日常が地平線みたいに続くと思ってた。

これはね、津波ですよ。多分。波を頭から被った時、果たして私は呼吸をしているのか…見ものだね。ふふ。怖いけどちょっとだけ楽しみです。

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