見出し画像

本の棚 #65 『速さは全てを解決する』〜「ゼロ秒思考」の仕事術〜

『速さは全てを解決する』
「ゼロ秒思考」の仕事術
赤羽雄二

意欲とかやる気が大切だと研修で教わる

ぼくは「意欲?なんだそれ?」となる。

これは否定的な意味ではなく、

意欲ってなんだろう?という単なる疑問。

意欲があるなぁと他人が感じるときに

どんな要素があるか分解してみたことがある。

「スピード」と「行動量」

ということにならないだろうか?

なんか、スラムダンクの桜木花道みたい…
(たしか彼は運動量がずば抜けている)

仮に内に秘める意欲があっても

「それは必ず3年後にやります!」

いやいや今やろうよ、となるし

「先輩!シュート練習3本やるんで!」

いやいや花道は10万本やってたやん、てなる。
(あれは怪物)

意欲が高い人を客観的に判断すると

「すぐにめっちゃやるやつ」

となるような気がする。確信はない。

それはさておき、著書では「ゼロ秒思考」という

もはや秒という単位を返してくれ、

と言いたくなるタイトル。

「速さ」を追求するその極意とは。

−−−−−−−−−−−−−−

前倒しする

できることは全部前倒ししよう。

まずは仕事の全体像を押さえて

無駄、不要不急を切る、

自分じゃなくていい仕事は他人に依頼して

自分の仕事に全集中、余裕が生まれたら

さらに少しずつ前倒す。前倒す!

これは長時間労働の勧めではなく、自分として許容できる限られた時間内での姿勢

と著者は言う。

ゼロ秒思考を生み出す「メモ書き」

詳しくは前著を読んでほしい。

すごく簡単に言うと、

タイトルを書き、それに対して4〜6行、

各20〜30文字程度をA4用紙1ページに書く。

これだけを毎日10ページほど書き続ける。

書き出すことで頭が整理整頓され

問題の本質に気づく力や優先順位を見極める力、

その他様々な能力が向上する。

前田裕二さんの『メモの魔力』でも

メモ書きの素晴らしさが書かれていた。

考える力が重要視される現代では

研修に取り入れた方がいい必須項目かもしれない。


アウトプットイメージ作成アプローチ

部下への仕事の依頼に限らず

だれかに仕事を依頼するときに効果的なのが

アウトプットイメージを事前に作成して

それをもとに最終イメージ共有、依頼する方法。

上司からの依頼で

「〇〇のプレゼン資料をつくってください」

と言われて、ゴールイメージが分からずに

相当な時間を費やしたあげく、提出したら

「う~ん、なんだかなぁ」みたいな顔をされる。

これは多くの人が経験することだと思う。

実は上司もアウトプットイメージがないという

「なんじゃそりゃ!」と言いたくなる場合もあるし

イメージはあるけど伝えるのが下手な人もいる。

上司も完璧じゃない、そんなもんだ。

上司が部下だったときも、そのときの上司にも

同じように指示されていた可能性が高い。

しかしそんな同情をしていたら

代々仕事が遅いことが当たり前の文化が続く。

あなたの代で変えるためすることはひとつ。

「アウトプットイメージをつくる」

最初は時間がかかるかもだが、それもPDCA回して

速くできるようにしてください。

その連鎖反応が起きれば無駄なズレや行違いのない

相手にとってわかりやすいアウトプットの完成、

全体の仕事スピードもアップするはずだ。


ショートカットキーを多用する

これは営業の現場で特に感じる。

オンラインミーティングで画面共有しながら

入力、その他の操作をするときに

「えっ、ショートカット使ってない」

そのときには別に伝えないけど、

ちょっと勉強したら速くなるのにもったいない。

というぼくもまだまだショートカットは

使いこなせていない自信がある。

この本を読んですぐに行動しようと思ったこと

それは「ショートカットの知識を3つ増やす」

という激甘な行動もくの設定だ。

いいんだ、少しずつカットしてやるんだ。

−−−−−−−−−−−−−−

#読書 #ゼロ秒思考 #推薦図書 #仕事術

#スピード #新入社員 #ビジネス #赤羽雄二

この記事が参加している募集

サポート頂いた分は全て書籍代として本屋さんに還元します!