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本の棚 #263 『禅の知恵に学ぶ』

生涯学習としての取り組みを始めることにした。

ふと「宗教」について考えた。

毎朝おばあちゃんが何妙法蓮華経〜と

唱えていることはぼくにとって当たり前で

でもぼくはやっていない。

あれはなんだったんだろう。

仏教、キリスト教、イスラム教…

たくさんあるんだ、宗教って。

そんな中で「禅」ってなんだろう?と

あらためて手にとった本。

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仏教の智慧とはもっと根源的なもので、真理を明らかにし、悟りを開く働きのことです。これは生きていくうえでの基本と言えましょう。

知恵と智慧。

智慧は真理を明らかにし悟りを開く…

基本のレベル感が高い、あまりにも高い。

いきなり宗教の深さに驚く。

禅の精神を象徴する四つの言葉
「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」

法というものは文字に頼るのではなく、

師匠から代々、以心伝心で伝えるもの。

誰にでも心の中に仏性がある。

禅というのはつまるところ

「人の心性の原点に還った教え」という。

今、修行に専念しなければ自分の命をまっとうできない、生まれてきた意味がないという意識を持った者は、出家という形式を選択するのです。

出家ってそういうことなのか。

家出とはわけがちがう。

生まれてきた意味を問い、真理を探す。

命を全うするということはなんなんだろう。

「体得」と「学得」

体を使って毎日精一杯生きること

それが最も人を変える。

体得とはそういうものである。

学得は頭で学び、修めること。

禅の世界では、得たものは「どんどん捨てよ」

わかっても決して執着しない。

捨てることでまた新しい世界が開く。

「今、ここ」です。明日や明後日ではなく、今、この瞬間を大事に生きていかなくてはならない。

人は未来を想像する力があるがゆえに

迷いや不安、苦しみを感じる。

今、ここだけに集中すると

そこにはなにもない。これが仏の生き方。

memo
貪瞋痴の三毒

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