本の棚 #235 『みんなのフィードバック大全』
この半年のぼくのテーマはずばり
「フィードバック」にあった。
自分がするだけではなく
フィードバックをもらう機会が劇的に増え
自分自身の至らない部分はもちろん
気づきもしなかった特徴も見つかり
成長実感をえることが多かった。
これを体系的に、組織の中で循環させることで
人は成長していく。
そして人の集合体である組織も同様に成長していく。
−−−−−−−−−−−−−−−−
思い込みで包みこまれた偽の事実を
これまた思い込みでねじ曲がった論理で
無駄な会議のなかですっきりしない結論を下す。
こんな会社、組織が多いのではないか。
この「思い込み」はフィードバックなしに
自ら気づくことは困難だと言える。
しかしクライアントはただの経験談を聞きたいわけではない。
どのような事実があるのか
データと一次情報をとりにいく。
仮説をたてて、ロジックを組み上げ
最後の最後にやっと経験を語るのがいい。
成長実感をえることができると
働くのが楽しいと思えるのではないか。
成長とは、できなかったことができるようになること。
前に進んでいる感覚
希望を感じられる状態
これが働きがいと言えるのかもしれない。
フィードバックの実践度を高めていくために
受け手側のスキル、耳の痛い話を受け止める
そんな心構えが必要である。
成長にコミットしているからフィードバックが機能する。
キャッチボールを一人でするのが無理なように
フィードバックは決して一方向のものでないし
伝え手だけでなく受け手側にも
素直さという資質を要求する。
〈好循環と悪循環〉
コーチャブルの好循環
成長→成果→自信
アンコーチャブルの悪循環
停滞→不満→退場・逃避
−−−−−−−−−−−−−−−−
この記事が参加している募集
サポート頂いた分は全て書籍代として本屋さんに還元します!