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本の棚 #156 『リーダーの一流、二流、三流』

スポーツ、芸術、ビジネス、

あらゆる分野で一流がいて、二流がいて、

三流がいて…

全員が一流になれるわけではないけど

そこを目指すことが是とされる。

目指すことはいいとして

そもそも一流というのは具体的になんだろう

そこにたどり着くために何をしたらいいのか

そのへんには興味がある。

多くの人は「一流ってなんだ?」で思考停止。

一流は一流で「他のことは知らん」
(勝手なイメージ)

三流は三流で「仕事の一流?無理です」という諦め

結論、この本は一流を目指す二流が読むべき本だ。

一流の人はそのまま前を向いて進んでください。

三流の人は静かに本を閉じていいでしょう。

二流の自覚がある人は、メモの用意を。

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部下のモチベーション】
三流は、モチベーションなんて関係ないと考え
二流は、モチベーションをあげようとし
一流は、モチベーションを下げる要因を除去する

下げる要因をつかんでおくためには

普段からよく部下を観ていないといけない。

また否定ワードには要注意だ。

「でも」「それは違う」「それよりも」

気づいたら否定している。

そんなつもりはないのに

気づけば口から出てくる否定のオンパレード。

それらにストップをかけるためにも

「なるほど」と一回受け入れるのがいい。


【時間の確保】
三流は、お客様に対する時間だけ確保し
二流は、資料作成等の時間も確保し
一流は、意図的にサボり時間を確保する

サボることは悪である

そう言われたらぼくはNOと言う。

サボっても成果が出ている、部下が成長している

そんなリーダーはサボっているように見えるだけ。

リーダーの役割を考えたときに

①業務を止めない
②メンバーとのコミュニケーション
③長期的な課題に取り組む

ここを押さえておかないと

いつまでもプレーで、個人の成果で

部下のマウントをとる

マウンテンゴリラになりさがる。


【苦手な仕事や新しい仕事】
三流は、我慢してやり
二流は、得意な仕事と組み合わせながら進め
一流は、他人の知識を借りて進める

頭を借りる。

これに尽きると思う。

そもそも自分でできる範囲は

ある程度限られてくる。

スポーツであれば一つを極めることは

できるのかもしれない、

それでもトレーナー、コーチをつけることで

さらなる高みを目指すアスリートが

ほとんどではないだろうか。

大切なのは「どの人がどんな能力を持っているか」

これを知っていることかもしれない。

【仕事を頼まれたら】
三流は、期限が近づいてからやり
二流は、着手する日を決め
一流は、数分でもいいのでその日のうちに着手する

この本を読んですぐに取り組んだことはこれ。

ちょっとつまみ食いしてみる。

すると大体これくらいかかるな、とか

おや、これはぼくの今のスキルでは難しい、とか

わかるようになって

最終的に求められているアウトプットに対して

逆算の精度が高くなる気がする。

これは絶対おすすめ「つまみ食い」。


【仕事の配分】
三流は、できる部下の仕事を増やし
二流は、平等に配分し
一流は、一部の仕事をやめられないか検討する

ここでもやっぱり「やめるという判断」

やめても成果が変わらない

やめたら成果があがる

それならやめたらいいのだ。

やめたら明らかに成果が落ちる

やめちゃだめなケースは1/3なのだ。

【プレイングマネージャーの成績】
三流は、1位になってなめられないようにし
二流は、部下と一緒に数字をつくり
一流は、チームの目標が達成できれば、自分が最下位になってもいいと思う

プレイングマネージャーの立場。

数年経験したが、なかなかいい経験だった。

基本的にうまくいった記憶がない。

自分が最下位になってもいい…

そんなふうには急に切り替えられない。

また「部下になめられる」という吹聴が

新任店長を追い込んでいくこともある。

1位をとりながらチームも達成させる。

美しいようで、美しくない。

そこに、部下の成長がないことが多いからだ。

達成はしてるけど、あれ?あの子どうなった?

そんな部下が増えていく。

チームの目標達成のために部下を育成する

ただし、時として自分のプレーも達成のための

一つの手段ということは忘れてはいけない。


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