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起業した会社を断念して、 製薬業界向けSaaSにジョインした理由

はじめまして、
フラジェリンでBizDev第一号として入社した原口剛嘉と申します!
本投稿は下記のスタンスで書いてます、興味あるところだけ読んで頂ければ!

  • 身近な方への近況報告として

  • フラジェリンに興味がある人への参考として

そもそも何してた人?

Accenture、アカツキ等を経て、18年3月にtoC旅行アプリで起業しました。僕は北極・南極・世界一周などを含め世界350都市以上を周っている旅行好きなのですが、旅行プランニングがいつも大変でストレスを感じてました。自分のストレスが閾値を超えた時に「この課題、誰も解決してくれないから自分で解決する!!」と起業を決めました。

会社を立ち上げ、あらゆる知人や旅好きネットワークを辿って、優秀なエンジニア・デザイナーなど、総勢20名以上の方々が協力してくれました。

19年8月、世界中の絶景・旅行体験を簡単に探せるアプリ「8xplorer」をリリース (興味ある方はこちら)。多くの旅好きの友人に共感してもらったり、Abema TVの注目アプリで即日取り上げてもらったりしましたが、結果として、全然うまくいきませんでした。

起業して、その後どうなかったの?

アプリリリース後
アプリと説明資料をもって資金調達活動を始めましたが、投資家の反応はイマイチ。プロダクト自体はいいね、という反応をしてもらえるものの、下記のようなフィードバックで、投資条件もあまり良くありませんでした。

  • マネタイズまでが遠く、売上が立つのか不明

  • 顧客獲得コストが高く、回収できなそう

  • toC旅行という市場自体が厳しい 等

プロダクトのピボット
そこで、株式での調達にこだわらず、融資で2,000万円を借り、コンサル受託でキャッシュを稼ぎながら、プロダクトをピボットしてきました。

  • 対象ユーザ:主に欧州 → 日本人

  • ユースケース:海外旅行 → 国内旅行

  • サービス:旅行先を探すだけ → プラン・予約まで出来る   など

これら方向修正を重ねて、プロダクト・コンテンツ開発や許認可取得を進めていましたが、採用の失敗、バーンレートを落とす為のチーム縮小、それによる開発スピード低下、受託過多による本業マインド不足、などにより、どんどんジリ貧になってしまいました。

最終的には…
自信の持てるプロダクトが見えてこず、石橋をつくっては叩き続けているような状態。精神的にも、鬱まではいきませんが、虚無感や周りへの遅れは常に感じていたし、そのせいでSNSや友人との関わりを避けるようになっていました。受託により事業存続・生活する事はいくらでも出来るが、このペースで続けていても、会社も僕自身も成長していくイメージが持てていませんでした。

Why 転職?

このまま自分の会社を続けてても、スタートアップとしては成功しないと直感的に感じていたので、一回リセットして新しい道に進もう、と思いました。一方、他に特段やりたい事もなかったので、好きな事ではなく得意な事で、一度スタートアップで成功体験を積もう、と。toB ✕ COO的ポジションの仕事、創業間もないスタートアップで働きたいな、とぼんやり思っていた頃、フラジェリン代表の阪本から連絡をもらいました。

フラジェリンとの出会い
阪本は新卒Accentureの同期でした。めちゃ優秀な同期という事は知ってましたが、あまり接点もなく連絡を取ってはいませんでした。たまたま彼と連絡を取る機会があった時「会社の成長に組織が追いついてない。たすけてくれ。」という主旨のメッセージをもらいました。

Why フラジェリン?

フラジェリンは製薬業界向けのSaaSを提供している、いわゆるVertical SaaSのスタートアップです。業界特有の法規制、COVID19による病院訪問規制、レガシーシステム等の中で、わかりやすく言うと製薬企業のDX化を行っている会社です。21年2月にALL STAR SAAS FUNDからプレシリーズAの調達をしたばかりで、社員10名前後の駆け出しのスタートアップです。

フラジェリンに惹かれた理由は主に3つです。

①参入障壁の高い製薬業界での実績

製薬業界と聞いてその事業内容をイメージできる方は、そう多くないと思います。僕も含め、業界のイメージが沸かなければ、業務内容も課題も分かりませんし、そこでサービスをつくって顧客を取っていくのはかなりハードルが高いです。

そんな中、フラジェリンは20年末の時点で、東証一部上場の複数企業に全社導入されており、企業規模が3-4桁も異なるグローバル企業と比較しても、優位なポジションを築きつつありました。

背景として、代表の阪本は薬剤師免許や製薬企業経験、他の創業メンバーも医療機器・ヘルスケアのバックグラウンドがあります。

フラジェリンがどうやって高難度のエンプラ製薬企業を攻略してきたかは、下記の阪本noteをご覧ください。

②経営陣の強さ

阪本の優秀さはちろん知ってましたが、CTO兼PdMの浅野の影響も大きかったです。僕が持っていたスタートアップのCTO像 (CEO/COOのやりたい事をテックの観点で実現していく、職人のようなイメージ) とは、良い意味で異なり、今でも一緒に仕事をしていて日々その凄さを感じています。

浅野はプロダクトを超えた事業成長の方向性について阪本と対等に議論していますし、僕の領域であるセールスやマーケにもガンガン物申してきます。言語化能力や仕組み化も強く、コンサル出身の僕が舌を巻くほど。そんな彼がSaaSにハマった理由は、下記の浅野noteを参照ください。

③ワーク・ライフスタイル

阪本・浅野も2人ずつ子供がいますし、"社員数" < "社員の子供の人数" になるぐらい、フラジェリンには子持ち社員が多いです。僕も36歳かつ一児の父として、20代の頃にしていたようなハードワークは、体力的にも家族的にももう出来ません。

フラジェリンでは、家族との生活も大事にしながら、いかに効率的かつ垂直に事業成長させるか、という事を日々考えており、非常に安心して仕事に打ち込めます。その一端として、フルリモートワークを推奨しており、地方在住やワーケーションを活用する社員も多いです。リモートワーク体制に興味がある方は、エンジニア大森のnoteを見てみてください。

フラジェリンの今後

すでに複数の上場企業に導入頂いており、プロダクトとしては一発目のPMFは達成しています。

一方、CSは最近ゼロから立ち上げたばかり、Salesはまだリーチできていない製薬企業も多い、プロダクトもまだ全体構想の一部でしかない状態。製薬業界のインフラとして、業界に強いインパクトを出すという道の中で、まだ1合目にも達していません。

顧客に心から愛されるプロダクトをつくり、顧客に価値提供しながら自社もT2D3で急成長していくため、BizDevチームとプロダクトチームが日々奮闘しています。

船を一緒に漕いでくれる人、募集中!!
フラジェリンでは、セールス・PdM・エンジニアを中心に、多角的にメンバー募集中です。

まだ船の小さいうちに、一緒に汗をかいて船を漕ぎたいという方、
ぜひ下記からエントリーください 🙌

最後に
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
お世話になっている方々に、ずっとこういう報告をしたかったので、肩の荷がすっとおりました。
今後とも、よろしくお願いいたします!

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