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商売心得帖 松下幸之助

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記事一覧

ある問屋さんの立腹

昔、松下電器が四、五百人ぐらいの町工場に成長し、信用も増やしつつあったころのことです。 …

Yatagarasu
3年前
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経営者の心根

会社、商店の経営者にとって、どうすれば部下、従業員の人々がよりよく働いてくれるのかという…

Yatagarasu
3年前
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部下の提案を喜ぶ

会社や商店では、従業員の人々が喜び勇んで仕事をするという姿をつくることが大切だと思います…

Yatagarasu
3年前
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衆知を生かすために

”人の和”ということがよくいわれます。私はこの”人の和”は、非常に大事なことだと思います…

Yatagarasu
3年前
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頼もしく思って人を使う

「あなたは人使いが上手だ、その秘訣を話してくれ」とよく言われます。しかし、当の本人は人使…

Yatagarasu
3年前
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人づくりは”打つ”ことから

今の世の混乱の原因の一つには、社会の根本となる人間の”人づくり”がなされていない、という…

Yatagarasu
3年前

一人の責任

私は小企業も中企業も、また大企業も経験しているのですが、いずれの企業でありましても、結局はそこの主人公というものがいちばん問題だと思います。企業の大小を問わず、主人公が率先垂範していけば、いっさいは解決されるという感じがするのです。 といいますのは、社員なり店員の人たちは、おしなべてみな主人公のいう事を聞くわけです。主人公の言うことを聞かないという人は、おそらくないと思います。社長が「東へ行こう」と言えば、みな東へ行くのです。しかるに東へ行って、もうひとつうまくいかない、そ

好きこそものの上手なれ

商売をしているかぎり、その商売を繁栄させたいと望まぬ人はないでしょう。ところが、なかなか…

Yatagarasu
3年前
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人を育てるには

お互いの会社、商店が発展し、社会の公器としてさらに光彩を放つようになるためには、やはり社…

Yatagarasu
3年前
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長所を見つつ

どこの会社や商店でも、人を求め、人を育てていくという点に非常な努力をしている。けれども、…

Yatagarasu
3年前
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人を集める第一歩は

中小企業の方々の一つの悩みは求人難。日本は全体的に人が足りない。働く人が足りなくて、遊ぶ…

Yatagarasu
3年前
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明朗公正な競争を

競争ということは、お互いが切磋琢磨し、みずからの活動を高めていく上からも、また、業界なり…

Yatagarasu
3年前
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絶対安心の境地

どんな場合にも絶対安心の境地というようなものはあり得ないのではないかという気がするのです…

Yatagarasu
3年前
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夫婦の仲がよければ

対物信用→対人信用で信用を判断する。 対人信用というのは、お得意先のご主人に対する信用。対人信用の目安を、ご主人の人柄におくだけでは不十分。お店のご主人夫婦の仲がよいかどうか、というところにもおく。夫婦が仲よく、二人で気を合わせて仕事を進めているお店は信用があると判断する。 ところが、そのようなお店でも、なかにはその後に倒産したところもある。けれども、そういうお店では、たまたま夫婦がケンカをして仲が悪くなっていたという。やはり夫婦の仲が悪くなると、商売もうまくいかなくなる