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未来は分からない

こんな未来が待っているとは思いもしませんでした。
教員1年目、私は、定年まで1教員として授業をし続けたいと、
意志は固かった。自分の好きな事を、生徒たちにも楽しんで学んで欲しいと色々な取り組みを続けてきた。勤務している県でも、情報工学の知識、技術では1番詳しい教員になることを目標にしてきました。

担任をし、学年主任をし、教務主任を経験した今、採用された時に持った決意は何てちっぽけなものだったのだと思っています。
学校という組織は閉鎖された空間、委員会から降りてくる指示は曖昧なことが多いため、学校判断になる。そうなると、管理職が最終判断することになる。これは、まぁ、公立学校だし、仕方ないとは思います。

でも、実際に動くのは、教員
教員に、もう少し自分の考えで、自分で動ける自由さがあってもいいと思います。相談だけして、実はある程度、自分達だけで決めている。校務分掌もあったものではない。私は、私の仕事上の立場で、対応を考える。学校全体が一番、混乱なく授業、試験ができるようにするために。
でも、そんな事はしなくて良かったのです。管理職が決めるから。

私は、生徒たちが、一番、身に付けるべきことは”学力”だと思っています。生徒たちが、落ち着いて”授業”を受け、入学時から少しずつ学力を上げられる、そして、自分で学ぶ”学び方”を身に付けれられる。将来、自分が就きたいと思った職業につけるように、進路実現をサポートする。
これらが、学校として一番、やるべきことだと思っています。

約20年、高校教員をやっていて、段々と学校は息苦しい場所になり、生徒らと一緒に楽しく学ぶ、ってことができなくなってきました。
定年まで、1教員として、授業をやり続けよう、生徒と一緒に、次々から次へと出てくる新しい技術も学んでいこう、と思っていましたが、最近、もう限界かなって思うことが多々あります。

未来って分からないです。
自分が変わっていっているから、同じ学校でも違って見えてくるのかもしれませし、社会は変わっているのに、学校は変わっていないのかもしれません。自分の価値観は成長していくことで変化し続けますね。
歩みを止めず、自分は自分でやっていこうと思う今日この頃です。

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