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ホテルはもう一回窮地を乗り越えるか?

約半年前に下記投稿を書いてみましたが、もう一度観光業・宿泊業は窮地を乗り越えられるか、その体力が今、図られている時期かもしれません。

世界各地で開発が進み、承認もされ始めているワクチン接種が広く進む前に、新型ココロナウイルスが冬という好機に再度感染拡大(爆発)を起こし、世界中でも都市封鎖や入国禁止など、人の動きをビジネスとしている観光業・宿泊業にとっては更なる苦境、となっている模様。

特に観光業が盛んな海外都市(ニューヨークやバルセロナ)はホテルが休業、もしくは廃業・売却となっているというトレンドも見られているようで、足元1-2か月は、ホテルに貸している不動産オーナーなり、ホテルオペレーターは二度目の体力(資金力)勝負、となっているような気がします。

日本でも宿泊業の倒産は急増したそうです。政府による積極的な財政支援策により、日本全体では倒産件数が30年来の低水準であった一方で、新型コロナにより、GoToキャンペーンで一定程度は回復した観光業も、やはり大きなダメージ、倒産となったのでしょう。

特に以前の投稿にでも指摘したような、価格があまり高くないリミテッドサービスホテル(日本ではビジネスホテルと呼ばれる形態)は一番収益減の影響を受けるのでは、と感じております。

観光業・宿泊業は倒産が増加しているものの、沖縄のような観光で栄えている地域は、その地理的優位性を活かして、物流倉庫を新たに作られる、という面もあるようです。個別ホテルの建物自体を物流倉庫には変えにくいものの、地域・自治体としては、新たな(不動産)投資を生むような仕組みに取り組むのも重要、と感じました。

同時にこの苦境を乗り越えられるホテルは、コロナ後も生き残れるような気が個人的にしています。

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