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楽譜のお勉強

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私が楽譜を読みながら音源を聴いて気付いたことを気の赴くままに書いていく無料記事をまとめたマガジンです。
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#現代音楽

楽譜のお勉強【95】ガブリエル・イラーニ『メタファー II』

ガブリエル・イラーニ(Gabriel Irani, b.1946)はルーマニアに生まれたイスラエルにルーツを…

楽譜のお勉強【92】クラウス・ハスハーゲン『音色』

クラウス・ハスハーゲン(Klaus Hashagen, 1924-1998)は、20世紀後半のドイツで活動した作曲…

楽譜のお勉強【91】ペーター・ルジツカ『タリス.照射』

ペーター・ルジツカ(Peter Ruzicka, b.1948)は現代ドイツの作曲家、指揮者です。作曲家とし…

楽譜のお勉強【90】ブルーノ・マントヴァーニ『過ぎ去りし夢の』

ブルーノ・マントヴァーニ(Bruno Mantovani, b.1974)は現代フランスを代表する作曲家です。2…

楽譜のお勉強【88】カールハインツ・エスル『デヴィアシオン』

カールハインツ・エスル(Karlheinz Esel, b.1960)は現代オーストリアを代表する作曲家の一人…

楽譜のお勉強【87】ジェラール・ブーケ『コン・ヴォーチェ』

チューバはご存知のとおりオーケストラや吹奏楽で低音を担当する大きな金管楽器です。ルーツは…

楽譜のお勉強【85】ロイジェ・レビッチ『弦楽四重奏曲』

今回はスロベニアの作曲家、ロイジェ・レビッチ(Lojze Lebič, b.1934)の『弦楽四重奏曲』(»Streichquartett«, 1983)を読んでいきます。レビッチはリュブリャナ大学で考古学を学び、その後リュブリャナ音楽院で作曲をマリヤン・コジーナに学びました。スロベニアを代表する作曲家ですが、日本ではほとんど知られていない作曲家と言って良いでしょう。スロベニアは人口も200万人ほど、面積もとても小さな国で、ヨーロッパの中でも常に色々な国々からの支配を受けてき

楽譜のお勉強【84】マリオ・ダヴィドフスキー『シンクロニズムズ 第9番』

マリオ・ダヴィドフスキー(Mario Davidovsky, 1934-2019)はアルゼンチンに生まれ、アメリカ…

楽譜のお勉強【82】ノアム・シェリフ『ラ・フォリア変奏曲』

ノアム・シェリフ(Noam Sheriff, 1935-2018)は20世紀後半から21世紀はじめを代表するイスラ…

楽譜のお勉強【80】アルノルト・シェーンベルク『セレナーデ』

西洋音楽史には、いくつか歴史の転換点と捉えられるポイントが存在しています。例えば政治的・…

楽譜のお勉強【79】トマス・デメンガ『蔦』

ひと昔前は作曲家とは音楽家のことであって、演奏も作曲も両方する人たちのことでした。昔から…

楽譜のお勉強【78】カルロス=ロケ・アルシーナ『コンセクエンツァ』

南米出身の西洋音楽の作曲家は、本拠地としてアメリカやヨーロッパを定めることがしばしばあり…

楽譜のお勉強【76】クロード・ヴィヴィエ『そしてまたこの見知らぬ街を見るだろう』

クロード・ヴィヴィエ(Claude Vivier, 1948-1983)は、カナダのモントリオールに生まれた作曲…

楽譜のお勉強【75】ヘルマン・ケラー『ピアノ・ソナタ第2番』

ヘルマン・ケラー(Hermann Keller, 1945-2018)はドイツのザクセン=アンハルト州のツァイツという町に生まれたピアニスト・作曲家です。ワイマール・フランツ・リスト音楽大学で学び、ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学で教鞭を執ったりしながら、主にベルリンで活躍しました。ピアニストとしてジャズの音楽祭にも参加したりもして、ジャンルをクロスオーバーする活動をしました。ピアニストとしてCD録音参加も多く、作曲家としての重要な作品にもピアノ曲が多く含まれます。同姓同