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それは、突然に起きた、そして思わぬ展開に

2年前の出来事から私が人として親として気づいたことが多々ありました。
そこからいろいろと#私の学び直しが始まりました。

そして事件は起きた

自分が仕事を辞めるべく有給休暇をそれに充てていた時期に自分のいないところで何だかんだと話が進んでいて、結局シフトを減らして仕事は継続することになりました。
休職期間に、次女と一緒に過ごせたので、ちょうどよかったです。
と、思っていたのですが復職する頃に事件が起きました

突如、逃亡

次女の初診の数日後に、それまで日中ほぼ寝て過ごしていた次女がたまに起きている様子を何度か見かけた主人が、夜中に次女と鉢合わせして酔った勢いで次女にいろいろと言ったらしく、次女の逃走劇が始まりました。

私は次女がうちを飛び出したと夜中に叩き起こされ、隣の部屋で寝てるはずなのに全然気がつかなかったので、本当のことか疑いました。
パジャマみたいな服を着てたので、そのまま飛び出したのか、着替えて準備万端で飛び出したのか、訳もわからず、とにかく家の中に姿がないことを確認すると、私も家を飛び出しました。
主人が「玄関が閉まる音がした」というのです。確かに靴がない。
家の外に出て見える範囲で確認できないと、自転車で少し遠くまで行きそれでも見当たらないとすぐに引き返し、車で広範囲で探すことにしました。
主人は頭を抱えてるだけで、(酔っ払ってるので)放っておくしかなく、
とにかく私は次女を探すのに必死です。

これは親としての勘なのか広範囲で絶対に見つからないであろうと思う範囲を車を走らせて探します。絶対見つけるとう思いで
川なんかに飛び込まれたら、とヒヤヒヤです

そして、うちから1キロくらい離れたところで、暗闇の中をトボトボ歩いている姿を見つけました、どうやらお財布は持っていましたが、いつものパジャマのような家着のまま、夜中なのに駅へ向かい電車で家に帰ろうとしていた様子でした。私の姿を見つけると、さらに逃げようとしたので、すぐに車を止めて追いかけました。そして身柄確保。
「なんで、どうしたの?」それしかありません
しかし車に乗るように促しても抵抗して逃げようとするので
力ずくで乗せることになるのですが、あんなに動作が遅く力がなさそうに動いていた体のどこにこんな力があったのかというくらいに、抵抗します。
最終的にはなんとか車に押し込めたのですが本人は大泣きで、なんか訳のわからないことを大声で叫んでいます。
もう、自分が誘拐犯にでもなったようです

深夜 家の前にパトカー

家に着くと、警察に連絡した夫とパトカーが待ってました。
泣き喚く娘を警官が宥めます。
酔っ払った主人は事情聴取のように他の警官にいろいろ聞かれ、こちらもまた宥められてます

結果、主人が言ったことはうつの人には絶対言っちゃいけないと諭されていました。

やっと、病院へ行けるようになり、起きて活動が増えるかな、ってなときに
主人が言った心無い言葉の数々はだいたい想像がつきます
酔っ払っているからしつこく言ったのも想像できます

まずうつ病に関してシラフの時は深妙に「時間かかってもうちでゆっくり治さないと」なんて言っていて、以前はうつ病の同僚とかの話を「あんなのただ怠けてるだけ」とか言っていたのに比べると、だいぶ理解できてるのかと思って安心していたのに。

「いつまでダラダラしてるんだ」
「早く元気になって働かないと」など
また、声が出なくて喋れないという状況を全く理解しておらず
「もっとはっきり喋れ」
「おっきい声でしゃべれ」等 言ったみたいです

そんなこんなで警察沙汰になり、
その後次女は先に家に入り
今度は私が警官から諭される番です。

娘が玄関から簡単に出れないように廊下に障害物を置いておくとか 自傷行為がの妨げとして刃物は隠しておくようにと言われ、その夜廊下は障害物まみれになり、ハサミ、包丁、カッターなどの刃物は見えるところから消え、引き出しからも消えることになりました。

そんなこんなで警官の方々が帰った後、
今度は私が娘を宥めるのに一苦労でした。

かえってきた声と言葉

主人からの言葉ですっかり、スイッチが入り
私が連れて帰ろうとした時も叫んでいたので声が出るようになり今度は堰を切ったように言葉が止まらなくなったのです。
泣きながら、
「家に帰ってきたくなかった」
「自分なんかいなくなればいいんだ」
「死にたい」
「何にもできないんだから生きてても意味がない」
「どうしろっていうんだ」
こんなネガティブな言葉ばかりが出てきます

一晩中そんな言葉を聞きながら、ベッドのシーツも枕も涙でぐしょぐしょでティッシュが山のようになりながら、眠らずに朝を迎えました。
私はぼちぼち出勤し始めていたのですが流石にその日は娘を1人にしておけないと仕事を休みました。

主人が彼女のスイッチを入れたのはよかったのと悪かったのと半々でした。
現に喋れるようになったのには急すぎてびっくりでしたが、すごくよかったと思います。例えネガティブな言葉しか出てこなくても、そうすることによって少しでも彼女が楽になるなら、それに越したことはありません。

けれどもそれだけではありませんでした。
この結果もう一つの想像していなかったことが起こったのです

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