ソングライティング・ワークブック 第73週:伴奏で性格を表す—ピアノを使って(12)
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ココロとカラダ
以前に書いたアウトラインを見て、どこまで進んだか確かめる
ここまでのテキストを書き出してみると、結構長尺になっている。
後者で言っていることから前者で言っていることを引くと、言うべきことの残りは以下の2つだろう;
「焦らない、比べない、疲れたら足を着けばいい」と自分に言い聞かせる。
峠に着いたら箱いっぱいのミカンを転がすという夢想。
アウトラインを踏まえつつ、思いついたことをメモする
ここでサッと思いついたこと;
どうやらこの作品はココロとカラダの齟齬について何かを言おうとしているということになりそうだ。歩くこともできない乳児のころから第二次性徴、更年期、老年期、と、いくつになってもココロとカラダはしっくりこない。ココロはカラダを叱咤し、カラダはココロを叱咤する。お前はそんなだからダメなんだと。鍛えようが鍛えまいが、逆にココロとカラダに悪いこと(アルコール、喫煙、クスリ...)をやろうが、溝は埋まらない。
社会というものがそこに加わる。というか、社会は私のココロとカラダを形作る。ココロとカラダの溝を何とかしようという「私」というものも、社会によって形作られる。それ自体には良いも悪いもない。これ以上は話が大きくなり過ぎて私の手には負えないけれど。
その昔、「幸せな身体」なるものがあると考えていた。脱力すればそういうものが手に入るのかなと思っていた。今でも体を脱力させることだけは得意だけれど、あの頃の私は何か勘違いしてたみたいだ。
Strava(監視資本主義?まあね...)
Stravaというアプリを知っているだろうか?多くのランナーやサイクリストが使っていると思う。走った道(地図上の)、距離、速さ、標高、心拍数、ケイデンス(ペダルの回転数)、出力などを記録し、他人とシェアすることができるトレーニングアプリだ。サイクリングコンピュータや心拍計やパワーメーターやスマートウォッチやスマートフォンといったガジェットと連携させて使う。道、距離、速さ、標高を記録するだけならこのアプリだけで働く。また、ナビとして使うこともできる。
ある特定の区間を他人がどれぐらいの速さで走ったかというようなこともわかる。Stravaで自分の記録を公開している人がいる限り、機能する。有名なヒルクライムの場所、例えば筑波山の傍にある不動峠の入り口から峠までの距離3.77km獲得標高265mを、Strava上で公開している人のうちでどれぐらいの人数が10分以内に登っているか、その人たちの平均出力がどれぐらいで、平均心拍数がどれぐらいか、ということもわかる(何を公開するかは選べる)。そんな人たちと比較して、自分が速度で何位にいるかもわかる。
そんなStravaだけど、「実力」とやらを正確に反映しているわけではない。たとえば、その時その場所の風力は一応記録されるが、実際にその場で風力計で測られたものではない(自転車は風の影響を非常に受ける)し、それが出力の計算に反映されているわけではない(パワーメーターは自分が踏み込んだ力を測るので、それを付ければいいけれど、高価だ)。Strava使っている人の多くは、Stravaの記録はまあ話半分で受け取る、という感じじゃないかな?
さて、このStravaのモチーフを実際にテキストで使うかどうか、まだ決めていない。辿ってみて使えそうなら使う。ただ、カラダについてもっと具体的な言葉を使ってみようかとは思っていて、続きはそこから始めることになる。
上昇する音のモチーフに一度帰って少し展開する
先週の「何でロゴばかり見てるんだろうか?」からピアノで上昇のモチーフを少し展開した後、「大殿筋大殿筋...」と繰り返すのも面白いか。
この流れだと、「大殿筋」の繰り返しは小声で言うことになるだろう。譜面を読む演奏者に演奏を頼む場合には、「p(ピアノ)」の指示を譜面に書き込むことになるだろう。
その後は、言葉だけで伴奏が無い部分もあってよい。楽器だけで声が無い部分はすで書いたのだから、その逆もありだ。この続きは単刀直入でいいか...
この部分を楽器なしで声で読むだけにすると、音楽の流れも休憩していることになるだろう。
おまけ
語りと歌。
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