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現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_地道なマーケティングが有効なわけ

ブルーオーシャンの商品を販売すれば成功する・・・でもね・・・

あるコンサルタントのセミナーに行きました。
私がコンサルティングしている会社の社長から面白いからと勧められたからです・

そのコンサルタントの方は次のように言っていました。
「売上を上げるのは、簡単です。他社にないニッチな商品を開発すればいいのです。」

つまり、多くの場合は競争の多い、レッドオーシャンで勝負をしてしまいます。

しかし、他にないニッチな商品はいわゆるブルーオーシャンなので、競合他社が少ない。
だから、広告を出せば集客は簡単。
と言うことです。

私はこの意見には賛成です。
しかし、そう簡単にニッチな商品を開発できるでしょうか?
多くの会社はできれば、競合が少なく、ニッチでしかもニーズも高い、そんな商品を血眼に探しています。

そのような商品があれば、すでに誰かが販売しているでしょう。
そのコンサルタントの指導で、新しいニッチ商品を開発した会社がありました。

この会社の目の付け所は、素晴らしいものでした。
あっという間に、売上を上げて、自社ビルも購入。

ところが、それが長く続かなかったのです。
同じような商品が後から、どんどん競争に入ってきます。
そうなると、多くの会社でシェアを分け合います。

もちろん、先行者利益はあるので、ある程度のシェアは獲得できるでしょう。

しかし、後に、資金力のある大企業の参入もありました。
こうなると、社名のブランド力や資金力を生かした広告戦略を展開されると、あっという間にシェアを奪われます。

私は一連のこの流れを見て、強く思いました。
やはり、データベースで情報を常に蓄積して、そのエビデンスのデータを分析することです。

その分析結果から顧客をどのようなフォローしたら、顧客との良好な関係性が生まれ、ロイヤルカスタマーにステップアップすると言う、地道なマーケティングが結局のところ、一番有効だと言えるでしょう。


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