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【自己紹介】作家・脚本家 春日康徳

この記事は僕の自己紹介です。
お仕事のご依頼については、「7.仕事のご依頼について」まで飛んでいただければ幸いです。

1.商業デビューまで

僕は劇作家・三谷幸喜さんに憧れて、日本大学芸術学部演劇学科に進学しました。

「シチュエーション・コメディが描きたい!」

そんな思いで大学時代には習作を重ねてきました。

ところが、3回生のときのこと。
ゼミの先生から「悲劇の方が向いているんじゃないか?」と指摘を受け、僕はハッとしたのです。

ティム・バートン、エドワード・ゴーリー、エドガー・アラン・ポー、ユイスマンス、マルキ・ド・サド、フローリア・シジスモンディ、ゴッドフリード・ゲルンヴァイン、マリリン・マンソン、創元推理文庫、ホラー映画……。

僕が心の底から好きなのはコメディではなく――陰鬱なゴシック世界だったのです!
(いまでもコメディも大好きです!)

こうして心を入れ替えて(?)僕は毎月、公募に陰鬱な作品を送っては落選の日々を過ごしておりました……。

日芸を卒業後もアルバイトをしながら、青山にあるシナリオ・センターというシナリオ学校に通い、公募に挑戦。

2007年に転機が訪れました。

2007年 第6回アニマックス大賞 佳作 受賞 
    『蔵書脱獄』

同年   第1回逗子・湘南ロケーション映画祭
    大賞受賞
    『ブルータングサージョンフィッシュの
    腐敗過程』

陰鬱な(笑)作品でタイトルを獲得し、ご縁あってアニメーション制作会社Production IGに、文芸進行として入社することになったのです!

2.アニメ脚本家デビュー

Production IGでは、幸運なことに神山健治監督作品を制作するスタジオに配属されました。

スタジオジブリ出身の石井朋彦プロデューサーには、文芸まわり(企画書、宣伝文言、パンフレット制作、会議議事録、その他諸々……)を教えていただき、それらの経験は今でも貴重な財産となっています。

神山健治監督には、アニメ脚本の機会やDVD&Blu-ray特典ドラマCDの脚本執筆の機会をいただき、脚本会議に出席させていただいたことで、様々なことを学ばせていただきました。

映画のこと、アニメのこと、政治情勢、クリエーターの業……。

会議に出席していた錚々たる脚本家陣のお話を記録に残す作業に携われたことは、僕の一生の宝物です。

Production IGでは、以下の作品に関わらせていただきました。

2009年『東のエデン』

第6話「東のエデン」、第11話「さらにつづく東」→脚本参加、文芸面を担当


2011年『攻殻機動隊S.A.C.
    SOLID STATE SOCIETY』

ノベライズ、パンフレットなどの文芸面を担当   

2012年『009 RE:CYBORG

脚本として参加

3.独立

独立の経緯をお話するのは、少々、気が重たくなります……。

文芸進行として、これ以上にない機会をいただくなかで、僕は精神的に未熟であり、次第に増長し、傲慢になり、周囲のみなさまに多大なご迷惑をおかけすることになってしまいました。

プロデューサーの石井朋彦さん、神山健治監督、お世話になった方々に大変な失礼な言動と態度をとり……僕は半ば「解雇」という形でProduction IGを離れることになりました。

弁解のしようもありません。
もしあのときに戻れたら……と考えない日はありません。

その後、コーヒーチェーン店やパチンコ屋などでアルバイトしながら……僕は小説家として、お仕事の機会に恵まれることになります。

2013年 『ブラックジャックによろしく


同年   『The Tower of AION~
      アトレイアの守護者~』

さらに、Production IG時代の友人と共に会社を立ち上げることになりました。

株式会社アヌビス・エンタテイメント

この会社の取締役の役員になりながら、ふたたびアニメ脚本のお仕事にも恵まれました。

2015年 『遊戯王ARC-V』

56話「セキュリティ完全包囲網!!」脚本担当


4.原作者として、劇作家として

2016年 『RAYZ OF LIGHT』

原作・脚本を担当


2017年 『
RAYZ OF LIGHT//VIRAL

原作・脚本を担当


2018年 『RAYZ OF LIGHT//落葉散花』

原作・脚本を担当

サイバーパンク朗読劇と銘打った作品で原作・脚本を担当。
この年以降、ILLUMINUSとのご縁で舞台作品の脚本をご依頼いただく機会が多くなってきました。

2018年 Acrobat Stage『Infini-T Force』

上演台本制作

同年  『HoneyWorks × LIP×LIP
     Premium Xmas Party』

→ライブにおける一部パート脚本担当    

2021年には、三浦しをん先生の不朽の名作『風が強く吹いている』の舞台化脚本の制作に携わらせていただきました。本作は23年にも再演をしております。

2021年 『風が強く吹いている』

上演台本制作


2023年 『風が強く吹いている(再演)』

上演台本制作

2023年『イリス・ノワール -焔罪のミサ-』

瀬良藤吾と共同で原作・脚本担当



また、この時期は大きな転換点でもありました。



2017年 『頽廃のデカダンス』
     
作画担当:戌村ゆつき

原作・脚本を担当


同年   『あふたーすくーる!』
     
作画担当:うみハル

原作・脚本を担当

2018年 『職人見習いは桐生の御霊と暮らす』
     
作画担当:ありこ

同年   『RAYZ OF LIGHT』
     
作画担当:ハラミ

5.講師として

Production IG時代、神山健治監督の論理的に脚本を構築する姿に感銘を受け、一人でも多くの作家を、論理的な知識と技術で育てたいと考えるようになりました。

ここまで御覧頂いたように、僕自身、多くの方とのご縁であったり、機会を頂いて作家・脚本家のお仕事をして参りました。

今後は、後進の育成にも力を入れたい――そんな思いで、講師として専門学校などで作家の技術をお伝えしております。

2014年~2019年 東京アニメ・声優専門学校 シナリオ講師

2019年~    代々木アニメーション学院 シナリオ・小説科 講師


6.WEBTOON脚本

近年では、縦スクロールマンガの脚本執筆を多く担当する機会に恵まれております。

株式会社ガタケットのTOKIFUDEというクリエーター集団に所属し、WEBTOONの脚本開発を行っております。

また教え子と共に脚本開発と消費者理解を行い、共同で脚本を制作しています。

charmeはそんな共同ペンネームで、女性向け作品などを展開しています。

2023年 『五明後日
作画担当:久谷碧

→マンガ脚本制作


冷酷ヴァンパイア侯爵の生贄になるはずが溺愛されました。
作画担当:ハルキィ

→charme名義で原作・脚本担当    

清純愛されキャラの妹がこんなにやりまくっていたのか?
作画担当:ありこ

→charme名義で原作・脚本担当

7.仕事のご依頼について

以上、ここまで経歴をご覧下さりありがとうございました。

もし僕の作家・脚本家としてのこれまでのノウハウがお役に立てるならば、ぜひお仕事のご依頼をお待ちしております。

お仕事のやりとりとしては、

1.条件確認(ギャランティ、スケジュール)
2.企画書(プロット)やり取り
3.第1稿〜決定稿執筆
4.納品
5.お支払い

……という流れで取引させていただいております。

お仕事の依頼は下記Twitterアカウントのダイレクトメセージよりお願いいたします。

https://twitter.com/edward_green_

作家・脚本家 春日康徳の経歴をここまでお読みくださり、誠にありがとうございました。


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