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コンサルは外部を捨象したフレームワークを提供

コンサルは興味深い仕事だ。

やりがいもあるし、報酬もいい。

ただ、彼らがやっていることの本質はなんだろう?

それは、
外部環境を分析し、内部(クライアント)の分析をして、こういう世界、社会でこういう流れにあります。あなたたちの強みと弱みはこれです。だから、こういう戦略をしたら勝てます。というようなアドバイスをする。

そのときに、どれくらいの解像度で、外部内部の分析をするのだろうか?

世界や社会の流れを捉えようと思うと、無数の筋立てができてしまう。

サピエンス全史のように歴史を捉えることもできるし、事実と思われるようなことをただ並べる山川の世界史のようなものもある。

各コンサルファームは、独自のフレームワークがあって、それにあてはめて外部や内部環境を、エイヤで言語化する。なぜエイヤかといえば、その言語化により、無数の事実や現象を捨象するからである。

ぶっちゃけこのフレーム(考え方)に入ってこないものは、その存在を無にする、というようなもの。

でも、世界はそんなことおかまいないし、カオスで複雑系。

そのフレームワークでいっときはある程度、世界を説明できても、すぐに通用しなくなる。

その外側を見るのは起業家や経営者だろう。

コンサルにそんな専門的な領域を解像度高くみる能力やガッツはない。


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