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言いたくないことを言い、聞きたくないことを聞く。

ある関わりある方に対して、強い違和感を持っていたのですが、それを溜める形でしばらくいました。
ご縁というものなのなのでしょうか。何でなのかというぐらい、この方とかち会ったり、2人でやりとりをする場面になります。
でも、関わるたびに私は違和感が強まるばかりで、その理由もだんだんわかってきて、最近はついに、あの、実は。。ということで自分が感じる違和感についての話をしました。(いよいよ、しないとならない時でした...)
時間がなく、改めて電話でお話することになりました。
私が感じていたことに対して、まず、お話を聞いていただいてよいですか?とお伝えしました。
ですが、これがなかなか難しく、話をする途中で話を折られるということを、何回も何回も繰り返されていまして、それについては、ごめんなさい。聞きづらいことをお伝えするかもしれません。でも、頑張って話を聞いてもらえますか?と何回も促すという繰り返しをしました。
ちょっと怖かったかもしれません。。

私にとっては、腹を割って人と話をする。ということは日常のことなんです。
そういったことを互いにすることで、その人に対して、お腹や胸に、何かを溜めこんでいて、顔をみたくなくなる、というようなことを解消させていきます。もちろん、逆も然りです。
堀田さん、ちょっと話があるんだけど。とかしこまって言われると、どきどきと緊張します。

なかなか、こういったような話をする。話を聞く。ということをしながらの、人と人との関わりをされている方は、かなり少ないのかな、、と感じています。
お話をしても、ピンときて下さっていないのがあり、結局、かなりはっきりとした言葉でお伝えしたので、聞く方も、とても大変なことだったと思います。やわたい性格の人ではなく、お伝えしても大丈夫そうな人だという感触はありました。

聞き終えた後、ああ。。。そんなふうに思わせていたとはわからなくって、、申し訳なかったです。。そんなつもりではなかったけれど、確かにそれはあるかもしれなくて、全く気づけていなかった。。と言ってくださり、それから、ご自身の思いや、どういうつもりだったのか、ということを仰っていました。それに対して、ああ、そうだったんだなということもありましたし、その方の絶対に間違いなくしたいというものを握りしめている理由もわかり、対応の違和感に対して、繋がっていくものもありました。
お互いに、知らなかったこと、理解できていなかったこと、その視点はもてていなかったこと、などいくつかあり、話合うことによって、落ちつける終着点がありました。これからのことも話できました。
ここまで、人と心の内を出し合う形で話をしたことはない。と言われていました。私も、身内だったりするような人とは、これが日常スタイルなのですが、そんなに付き合いが長くない方と、こんなに話をがっちりとすることは、そんなにはないことでした。
失礼もあったと思うのですが、、明るい声で、これから、仲良くしてもらいたい。と言ってくださり、もちろんです!私も、仲良くしてもらいたいです。と気持ちよく、握手をするような気持ちになれました。電話でしたからできませんでした。

人と本気で話をするということは、言いたくないこと、言われたくないことを、超えないとならず、とても力がいることです。聞きたくないことを聞くのは、大抵の方が避けているようです。

だけど、こういうふうに、相手を信頼して自分の心のうちを話する。ということは、人との関係を築く上でなくてはならないことで、これをとおして、お互いの考えや思いをはじめて理解していく、そして段々と、近づけていったり、話をしなくても分かり合えたりしていくというものです。人のストレスや悩みの多くは、人間関係のつまずきだと思いますが、その殆どが、コミュニケーションの不足です。
心を開いて話をするということをしていない、自分の思いを相手に伝えていない、ということが大きな原因だと感じています。
ただ、、これが一筋縄ではいかないんですよね。実は、これができない、その理由はあります。いろんな要素があったりします。簡単にいうと、やはり、自分との対話になってきます。自分と対話をしていないと、自分の中にあるわだかまりを、言語化することも困難です。

ただ、ともかくも努力をすることは大事です。自分の思いを語るんです。それができないなら、何故できないのか?を自分に問います。おぼろげながら、その理由がわかってきます。

なんでもかんでも、自分の思うとおりにしようとするのとは違います。

まず、人にはできる限り寛容である。許容できるところはそれでよい、としながら、どうしても、許容できないことに関しては話をする。
実は、理解できず、許容できないことを、まるで何もなかったことにしたり、誤魔化したりしながらの関係性は、いつか限界がきて破綻をするか、距離間が縮むことがなく、浅い関係のまま、もしくは距離が開いていくことになります。

心をみせて話をするということは、人との関係を築く上での基礎です。また、これができているかできていないかで、人との繋がり方が変わるわけで、それは、自分の幸福度にも大きく関わってきます。

一緒に笑ったり、励ましあったり、または、見守ったり、応援する中で、時には、きちんと膝を付け合わせて話をする。というようなこともして、人を理解し、互いの心を、大切にしていく関係性を、一歩一歩、築いていくということ。
これこそが人生の要であると言っても、過言ではないと思います。

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