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介護業界6年目で転職繰り返し4社目に入社して初日に感じたこと

僕は介護職6年目で昨年2022年、ようやく介護福祉士の資格を取った。
本来であれば、3年の実務経験があれば介護福祉士の試験を受験する要件を満たすのだが、すぐに資格を取ろうとしなかったの。単純に資格を取る時間的、気力的余裕がなかったことと、この業界で働き続けることが果たして自分にできるだろうか?と常々考えていたからである。

昨日4社目の職場で働き出した感想と、なぜ転職を繰り返したかについて、簡単に書こうと思う。

ちなみに、以前こんなnoteを書いていて、続きを書いている続きなのだが、なかなかの長文になってしまい、なかなか書き終えることができないでいる。

最後まで書ききれていないが、もしご興味があればご覧いただければ嬉しい。

続きはきっとそのうち書き終えると思う…たぶん笑


1社目 有料老人ホームに入社した理由と退社した理由

以前のnoteでも書いたが、僕がまったく別業種で仕事をしていて、パワハラがひどく転職を検討していた際、当時の彼氏が僕に介護の仕事を勧めてくれた。

それで早速、介護職員初任者研修を終えて、転職先を探すこととなる。

当時の彼氏は僕に複数社面接を受けてよく考えるべきだとアドバイスしたが、最初に受けた大手の有料老人ホームの面接官の方の人柄に惚れ込んで入社を決意する。

僕は新たにオープンする予定のとある有料老人ホーム(以下 有料)に配属される。

全員が同期とあって、先輩も後輩もないのだが、介護福祉士の資格を持っている人や持っていない人、もしくはこの職場が介護初経験という人まで、介護スキルは皆千差万別であった。

オープニングなので、いろいろなルールが決まっていない中、未経験の職員たちは、一部の経験豊富な職員らから足手まといと陰で言われた。
この業界ではそういうお局要素を兼ね備えた介護職員、ヘルパーのことをオバヘルと呼ぶらしいのだが、彼女たちはまさしくオバヘルの条件にしっくりくる感じの人たちだった。

ちなみにオバヘルという言葉は、女性蔑視や年齢差別的なニュアンスを含む言葉のような気もする。しかし彼女たちを総称するいい言葉がなかなかないので、この言葉をあえて使わせてもらう。オジヘルも世の中的には存在するのだろうが、元々介護は女性の多い職種で、ベテランの男性ヘルパーがなかなかいないことからこの言葉が生まれたのだろう。最近では男性ヘルパーがだいぶ増えてきている気もするが…。オバヘルの特徴についてだが、はたつんさんというYouTuberのかたが楽しく上手に特徴をまとめてくれている。オバヘルにも良いところがあるらしいのだが、僕の出会ったオバヘルはオープニングという慌ただしい状況もあってか、まったく良いところは見受けられなかった…

そんなこんなで僕はうつ病を発症し、休職する。

8ヵ月間休職を余儀なくされ、その後復職した頃。オバヘルたちは退職した後だった。どうも文句ばかり言って仕事をしていたようで、彼女たちが「辞めます」と言ったとき、施設長は引き留めることもなく、スムーズに退職していってようだ。

8ヵ月の間にオープニングの慌ただしさも落ち着き、なんとかやっていけそうな気がしたが、その有料は介護度の低い自立の方がほとんどで、介護スキルを磨くのは難しいのでは?と感じるようになった。

そこで僕は特別養護老人ホームへの転職を検討することになる。

2社目 特別養護老人ホームを退社した理由

僕は特別養護老人ホーム(以下 特養)への転職を行う。
特養は要介護度3以上の方しか入所することができず、重度の方がほとんどだ。
初めての機械浴や全介助での排泄介助・食事介助などを経験する。
今思えば、貴重な経験もさせてもらった。
しかし、重度の方への介助について不慣れな僕に対し、先輩ヘルパーからのパワハラと言っても過言ではない厳しい指導や利用者に対する虐待、家族の承諾を得ない不適切な拘束なども見受けられ、うつの再発の兆しがあったため1年足らずで退職することになる。

ちなみにうつは一旦発症したら、結構な確率で再発をする。
今のところ再発はしていないが、限界を超える前に退職をして正解だったと思う。

そしてちょうどその頃、「うちのデイサービスで働かないか?」と親族に誘われて転職を検討するようになる。その親族とは元々疎遠だったのだが、10年以上連絡を取っていない間にいつのまにか介護事業所を立ち上げたらしい。

3社目 地域密着型通所介護(デイサービス)を退職した理由

その後、親族の経営する地域密着型通所介護(デイサービス)で働き出す。
地域密着型通所介護は他のデイと違いこのような特徴がある。

地域密着型通所介護とは、定員18人以下の小規模なデイサービスで、入浴や食事などの介護支援や機能訓練、レクリエーションを楽しむ時間などを、日帰りの時間帯の中で提供するサービスです。 要支援1あるいは要支援2の方は利用できません。

健康長寿ネットより

ちなみにその地域密着型通所介護(デイサービス)では、要支援に該当する利用者の方もおられたが、どういう仕組みになっているのかよく分からない…。とりあえず、地域密着型通所介護(デイサービス)は長いので、以下デイと略する。

そのデイでは、様々な利用者が職員を交えて談笑したり、調理のできる担当職員がビュッフェ形式で手作りの料理を提供したりと、今まで見た介護とは全く異なることを行っていた。

デイはそもそも給与の相場が他の業態と比べて低いので、今まで検討していなかったのだが、これはこれで楽しそうだ。

デイに入職する前に見学をしたのだが、職員や利用者が活き活きとしていて、こんな介護もあるんだなと初めて気づかされた。
貴重な体験をさせてもらえたと感謝しているのだが、3年目にしてやはり低い給料が仇となり退職することとなる。

その他にも理由があったのだが、一番大きいのは低い上に上がる見込みのない給与が僕の中で退職する一番の理由だった。

ここでは割愛するが、デイを運営している会社が大きなトラブルを抱えることとなり、どんなに頑張ってもこれ以上給料が上がることは、恐らく4~5年ないだろうと感じ、将来性への懸念もあり退職を決意した。

4社目 訪問介護を始めた理由

3社目のデイを運営する会社では、訪問介護も行っていた。
訪問介護部門が人手不足で、デイが終わると訪問介護事業のヘルプに駆り出されていた時期もあった。

僕が3社目で訪問介護に初めて挑戦して感じたこと。
それはデイでは感じることや知ることのできない、利用者の方の素のキャラクターを知ることができるのが興味深かったこと。
それと、1対1の介護の方が僕には向いていると感じたことだった。

1対大勢の介護であると、なかなかお一人お一人に対して、行き届いた介護がしにくいように感じていた。それに1対大勢の介護だと、利用者の方それぞれの人柄や性格を知るのにどうしても時間が掛かってしまう。

訪問介護であれば、お一人お一人の人柄にあった比較的行き届いた介護ができるのではないかと考えた。

そこで訪問介護で正社員を募集している会社の面接を何社か受けた。

もうブラックな風土のある会社や、業績不振で傾きそうな会社では働きたくなかったので、今回は丁寧に何社も面接を浮けた。

その中でこれは!という会社を自分なりに選んだつもりだ。

僕の住んでいる地域での訪問介護は、電動付き自転車で各家々を移動しながらケアをするのが主流だ。
一日10件近くを訪問するのも珍しくないそうなのだが、初日とあってか5件程しか訪問しなかった。
きっと管理者である上司が手加減をしてくれたのだと思う。
正直、初日からここまで手加減をして丁寧に指導してくれる会社と出会ったのは今回が初めてだ。

1社目の有料も結構手加減はしてくれてはいたが、いざオープンとなった初日か2日目から2人夜勤を経験させられたりと、なかなかのプレッシャーだった。

訪問介護は天候に左右されるところが大きく、雨の日や雪の日、風の日も自転車で移動をしなければならないだろう。
他の業態の仕事と比べ、大変な点も多いだろうが、それでも今までの経験を考えればその程度は何のことはない。

少し話は逸れるが、僕はデイで働いていた時、UberEatsの仕事を副業で行っていた。給料が少ないからだ。UberEatsは雨の日など荒天が予想されると手取りが多くなることが多い。だから大雨の日などでも喜んで自転車で配達にでかけていた。
そのため雨の日に自転車でレインコートを着て移動するのは慣れている。

今回の転職を機に、給与も上がるので、もう副業でUberEatsをする必要もなくなり余暇時間を楽しむ余裕もできそうだ。
ツレとの時間も増えるかもしれない。

まだ1日しか働いていないけども、今のところ今回の転職は大成功だったのでは?と感じている。

最後に

後日談はまた機会があったら書こうと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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それでは、また!

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