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風景の面白さを感じながら

旅では様々な風景に出会い

旅が終われば、また日常の風景へと戻る。変わりゆく
梅田の街を散歩しながら、目に映る風景を楽しんで。
街を歩けば、さまざまなものに出会う。そこでは
新たな気づきがあり、次の旅へとつながっていく。


旅が終われば、また日常の風景へ
様々な街の風景を拾い集めては
楽しんでいる。それらが放つメッセージを感じながら
街で出会う言葉にもひかれながら

言葉は風景に広がりを与えている

街角の風景を楽しみながら
街の色合いや、設置されるアートも気になりつつ

新宮晋氏のアートは西梅田にも

見上げれば緑と空とビルの風景に
ビルのカーテンウォールはモノクロのモンドリアンのよう
ビルの中のアートの前を通り

ブリーゼブリーゼには気持ちのよい空間が広がる

そのオフィスエントランスに設置されたオブジェは

安田侃氏の作品かなと思いつつ

1階のレンタルオフィスのSYNTHは

ふるさとの四日市にも。親近感がわいてくる

すぐ隣のハービスの黒猫の前を過ぎ

ハービスといえば松永真氏の彫刻群

そしてその先には、今年の7月31日に開業するKITTE大阪

梅田3丁目は、はじまり、つながりの場所


街の風景や色のかけらをたどるのを楽しんで

そして向かいに建つハービスENTの
足元には色とりどりのオブジェが設置されて
白と黒が反転しながら
彫刻は角度によって様々な表情を持つ
ハービスENTのピロティ空間を振り返りつつ進み
周囲に設置されたオブジェをめぐる
こちらはリングという名の美しいシルエットの作品
一連の作品は谷山恭子さんによるもので
ドレスという名の通り優雅さを持つ作品に
それらはハービスENTが2004年に開業した際に
建物の周囲を彩るように設置された

他にも様々な作品を手掛けられていて

2010年の瀬戸内国際芸術際にも

2010年の懐かしい旅の風景を振り返りつつ
改めてその作品を楽しんで

Rainy Laneはひとときの雨をふらす装置という作品


同じ年の六甲ミーツ・アートにも

芝生広場に設置されたピクニックシートは
動物の形をしていて、ワークショップの参加者と一緒に
製作されたもの。これはなんの動物だろうか
かわいらしい牛の形のシートは

以前の牛のモチーフの記事にも



幅広い活動をされている谷山恭子さんは

風景についても着目されていて

街が発するメッセージや人々が話す言葉を紡いでいる

街のはなしは、街の記憶を語り継ぐという作品で

2011年から継続されていてnoteでも


谷山恭子さんは、くらしの中に隠れている風景や、人々
の街への想いに着目されている。そして過去に手掛け
られた作品は、さまざまな形で街に変化を与えている。
旅を続け日常に戻り、また旅へ出る。旅と日常の風景は
渾然とつながり合う。風景は歴史を持ち、生活を包み、文化を纏う。それらの風景が発する言葉をたどって。


旅先の風景や色合いに時間の流れを感じつつ

日常に広がる風景に、旅への思いを重ねている


風景の面白さとは、ふと出会い、そこに流れる時間を
感じ、それらを構成する要素にふれること。その角度
でみる風景は、もう二度とないのではと思いながら、
ひとつひとつの風景が発する言葉を記録し、振り返り
たどっていく。旅先の風景も、日常の風景も、何か
を通してゆるやかにつながっていく。風景は面白い。
何気ない風景も、ドラマティックな風景も。そして
そこでの新たな風景へとのつながりを楽しみながら、
旅や、日常にある風景をこれからも楽しんでいこう。



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