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少子高齢化の影響?ペット向け高級サービスの台頭

日本の出生率最低の1.20の記事に呼応させた訳ではないと思いますが、日経新聞6月7日付「ヒットのクスリ」で赤城乳業が愛犬向けアイス「ワンワン君」を生産・発売する記事が掲載されていました。

記事によると、日本全国の小学生の数は約605万人に対して、ペットの数は684万匹で上回り、ペットが家族の一員として扱われる中、「うちの子」という表現はもはや人間の子供だけでなく、愛犬や愛猫にも用いられるようになりました。これを背景に、「ガリガリ君」で有名な赤城乳業がペット市場に進出し、愛犬向けのアイス「ワンワン君」を発売します。ワンワン君は6個入りで2880円という高価格ですが、人向けと同じ品質基準で厳選された原材料を使用し、ペット栄養管理士と共同で2年かけて開発されました。イヌに優しい北海道ヤギミルクや、福岡県産あまおういちごなどの4種類の味が用意されています。赤城乳業はアイス市場の新たな方向性を模索しており、ワンワン君はその一環としてテスト販売される予定です。

我が家にも今年7歳になるチワワがいます。もちろん家族の一員ですし、たくさんの癒しをもたらしてくれる存在ですから、食事、服、美容室など、出費はかさみますが、一緒にいる年数のことを考えると、特に苦にはなりません。ただし、1個480円のアイスというのはちょっと高いな、と感じます。実際、ペットショップに犬用のアイスも売っていますが、1個200円以下くらいだと思います。ただ、赤城乳業さんが自信をもって価格設定しているので価値に見合った商品なんだろうと思います。

記事では他にも、神戸市の有馬グランドホテルの高級ディナーや札幌市のリコルドが提供する愛犬用オーダースーツ(!!)の仕立てサービスなど、ペット向けの高級サービスが増加していることが紹介されています。

ペット市場の高級化と少子高齢化。因果関係がどこまであるのかはよくわかりませんが、ペットが子供のように大事な存在であることには間違いないようです。ちなみに、私が子供の時に飼っていた犬はいつも残り物のご飯を食べていましたが、十分に家族の愛情を受けて15年以上長生きしてくれました。お金をかけるだけが愛情表現ではないとわかっているつもりです。

まとめ

ペットが家族の一員としての位置づけがますます強まる中、ペット向けの高級サービスが増加しています。少子高齢化の影響も一因として考えられるかもしれませんが、何よりもペットへの愛情がこの市場の拡大を支えているのは確かです。今後も新しい商品やサービスが登場し、ペットとその飼い主の生活がさらに豊かになることを期待しています。


#日経COMEMO #NIKKEI


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