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80歳でフルマラソン完走を可能にするために:健康維持とPRP療法の可能性

私の人生における目標の一つに、「80歳でフルマラソン完走できる元気なおじいちゃんになる」があります。まだまだ先の話ではありますが。

マラソン大会でたまにそのくらいの年齢の方を見かけることも実際あります。なんなら、ちょっと私よりペース速いのではと思う人もいます。

そのために、三つ心がけようと思っています。

まず、一つ目は、走り続けること。
しばらく走らない期間ができてしまうと、再び走る習慣を取り戻すは難しくなるからです。

二つ目は、病気しないこと。
走る習慣をやめてしまうきっかけになりがちなのが病気です。病気は避けられないこともありますが、できる限り自分なりの節制には取り組もうと思っています。

三つ目は、無理しないこと。
怪我のリスクを避けるためです。速く走りたいという気持ちが強くなるとどうしても怪我をしてしまいます。月間の目標走行距離を達成しようと無理するのも同じです。自分の体とよく相談しながら走ろうと思っています。

そんな風に思いながらもちょっとした怪我をしてしまうこともあります。大会が近かったりすると、「それでも」と無理してさらに悪化させてしまったりするので、自分を抑える気持ちが重要です。

加齢とともに少しづつ無理が効かなくなっていると感じることもあります。私の周りにも、若い時の感覚で無理をして膝を痛めてしまいマラソンをやめてしまった人もいます。

これから年齢を重ねていく市民ランナーの膝の痛みを和らげてくれるかもしれない「PRP療法」について、日経記事(5月16日付)に掲載されていました。

PRPは、多血小板血漿療法といって、患者自身の血液にある血小板を利用して、組織の修復と再生を促進するものです。

自分の血液を活用するので、自然治癒を促進して、感染などのリスクもなく、大がかりな手術のような長期の入院が必要ないといったメリットがあります。

一方で、エビデンスは確立されておらず、効果に個人差があり、保険診療でカバーできていないため費用が高い(注射1本15万円程度)というデメリットもあります。

大谷翔平の肘の治療や箱根駅伝の城西大学のランナーも怪我に備えて血液を採取しているそうです。

高齢化社会の中で、「動けるか、動けないか」によってその人だけでなく、周りの家族の幸福度にも大きな影響を与えます。PRP療法は、今後の医療技術の進歩と共にさらに発展する可能性を秘めており、課題に取り組むことで、私たちにとって有益な治療法となってくれることを期待しています。


#日経COMEMO #NIKKEI

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