レジリエンス（特に初任から２・３年経験の先生、子どもが見えなくなってきた先生。学級経営に悩んでいる方）
こんにちは! 元先（元先生：66歳で教員生活を辞めた男）です。はじめにこのような投稿のステージを提供してくださったnoteさんとここを紹介してくれた息子に感謝します。これからも週一回は投稿できよるようにしたいです。
①「レジリエンス」ということについて
さて本の紹介をする前に「レジリエンス」について少しお話します。最近レジリエンスという言葉が一般的に聞かれるようにい思います。レジエンスはもともとは物理学用語で「物が外力を受けてからまたもとにに戻る事」の意味だそうです。今では生物学、心理学、環境科学などなど様々な分野で使われています。この書では教育においてのレジリエンスにつて説明されています。本書に詳しくありますので是非読んでください。私はレジリエンスについて聞かれたら「子どもが（大人も）落ち込んでも立ち直っていく心の形状記憶合金のような力、更に強くなっています。」といっています。② ここ最近１・２年の学校についての雑感（自分の体験から）
新型コロナの猛威は今も続いていますが、私が最後の教員生活を過ごした2020年4月から2021年3月の1年間の○○小学校も大変でした。朝7時過ぎころには学校に来ていて3箇所に関所を作ります。（本当の勤務時間は８：２０分）まず、子どもたちが登校してくると一人ひとりの健康カードを点検して数個の朝の健康状態のチェックをして学校に入ってもらいます。（このとき人間は込み込みです。）カードに少しでも不備や不明点があればその場で待機させて職員室に待機している家庭に電話する隊に連絡、親の確認をとってから検温したり、家の方に迎えに来てもらったりします。
学校生活も毎時間授業がおわるたび手を洗い、給食などは一人ひとり前を向いて個食して、黙食で食べます。その他も我々教員も子どもたちも色々制約を受けながら１日終えて子どもたちが下校すると、自分の担当学年の教室の廊下、窓、児童個々の机、トイレを毎日消毒していました。通常の業務や教材研究・準備に加えて上記のコロナ対策業務、自分としては年齢的にヘロヘロでした。それより子どもがもっと心配で、学校ではマスク越しの児童の表情、聞き取りにくい会話、狭い教室に距離を取りなさいの訳のわからん指導、家に帰っても不急不要外の外出禁止。自分たちも気になる子どもの家庭訪問にいけませんでした。
辞めてから１年弱、多分オミクロン株が猛威を奮っている今だから、あの時以上の大変な状態が続いていることと思います。自分はこの状態でのフルタイム勤務は無理！！と先に辞めましたが、子どもたち、先生方が心配です。ここには書きませんが、コロナ前でも今の教員はホント大変でした。そんなわけで、こんな時代だからこそレジリエンス教育は必要だと思います。
③ レジエンス実践・教材集の紹介
では、本の紹介をします。この本は子どものレジリエンス研究会から２０２２年２月２０日発行されます。これを書いているのが２月８日なので早い紹介なのですが、研究同人の一人ということで、先にこの本を頂きました。
編集者の上島 博氏はこの書の他にもレジリエンス教育関係の本を出されているのでそちらの方も実践に役立ちますので是非とも手に入れてください。上島氏はレジリエンス教育の講演やワークショップも行っておられます。
本の構成としては基礎編（レジリエンス教育の進め方）と教材編、実践編の３部構成になっています。
・基礎編・・・教育においてのレテジリエンスをどのように捉えるか。ま た、教育の中でどのようにレジリエンスが働いてくのか。さらにエビデンス と注意点まで書かれています。
・教材編・・・このまま使うと著作権云々でコピー禁止が他の教材編に見かけられますが、著作権フリーです。コピーしてくださいと書いてあります。印刷仕方まで指南してあります。指導マニュアルもあってこれもコピー自由です。はじめに私が副題に初任者の先生と書かせてもらたのもここです。
次に元気な子 しなやかな子 へこたれない子 （本編には子はついていません）の３部に別れています。どの教科で展開できるかも乗っています。
手に撮った方がどこをとっても自由なので自分の子どもたちに合わせて実践しましょう。間違っても最初から一つ一つなんてしないようにね！！！
・実践編・・・文字通り実践集です。やりたいけど自信がないなんて言う方は指導マニュアルとしてこのままやってみてはどうですか。
最後にあとがきでこの会の事務局長的な人の木瀬達也氏が子どものレジリエンス研究会のあゆみを書いておられます。ボーと参加していた自分にも会の事がよくわかりました。
是非とも一度手にとって見てください。それでは今回は以上です。
上のリンクからレジリエンス実践・教材集のホームページにとびます。
よろしくおねがいします。
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