【大学代表・U-18代表】ドラフト候補ズラリ! 特に注目すべき2人の投手
28日、東京ドームで行われた大学日本代表対U-18日本代表。
両チームとも世代トップクラスの選手が集まったとあって、ドラフト候補選手が続々登場。強者揃いの一戦で、誰が存在感を放つのか注目されました。
その中で、キラリと輝く投手が2名いました。すでにメディア等で話題になっている投手ですが、改めて能力の高さを示しました。
プロ志願届を提出すれば、上位指名されることが濃厚です。
球速以上の速さ
下村海翔投手(青山学院大)、細野晴希投手(東洋大)、常廣羽也斗投手(
青山学院大)らによる超豪華なリレーが実現した中、最も輝いたのは左腕の古謝樹投手(桐蔭横浜大)です。
7回途中から8番手として登板した古謝投手。直球とカットボールを投じ、左打者の武田選手(山形中央高)、尾形捕手(仙台育英高)を封じました。
球の出所が見えにくく、打者の反応を見る限り、球速以上の速さを感じていることが伝わってきました。
常時150㌔近い球速
古謝投手と同じ左腕の細野投手がこの日、158㌔を記録。大学どころか、プロの世界にも中々いないレベルの球を投じ、衝撃を与えました。
古謝投手は最速152㌔を記録。この日投じた直球7球のうち、150㌔台を計測したのは4球。最も遅い球速でも148㌔を計測。3分の2という短い㌄とはいえ、常時150㌔近い球速を計測したことは大きな魅力です。
細野投手、古謝投手以外にも、150㌔台を計測した投手は大勢いましたが、カットボールのキレ味含め、打者を差し込む投球をみせた古謝投手に最も魅力を感じます。
オリ・山下投手と同じ雰囲気
もう1人、魅力を感じたのはU-18の右腕・木村優人投手(霞ヶ浦高)。185㌢の長身から放たれる直球は、大きな素質を秘めています。
今季、9勝を挙げて大ブレークしているオリックス・山下舜平大投手と同じ雰囲気を感じます。底が見えず、怪物級の投手になる可能性があります。
最速145㌔の直球に加え、直球以上に多投したカットボール、フォーク、2㌄目に投じたカーブ。
美しい直球に最も魅力を感じますが、多彩な変化球も魅力です。特に、宗山塁選手(明治大)から空振り三振を奪ったフォークは、最高の1球だったと感じます。
即戦力か、将来性か
数え切れないほど素晴らしい選手が揃っていた今試合。投手だけでなく、野手では上田希由翔選手(明治大)が本塁打を放ち、宗山選手は好プレーで魅せました。
誰もがプロ入りする可能性を秘めている中、古謝投手と木村投手は1段階上の個性を示しています。
すでに完成形に近い個性を持つ古謝投手、まだまだ底が見えない木村投手。どちらの投手を高く評価するかは、各球団のチーム事情によって変わります。
即戦力を求めるなら古謝投手、将来性を重視するなら木村投手を上位で指名する可能性が高いです。
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