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【2024ドラフト候補】未来の守護神!? 作新学院・小川投手の可能性 ~明治神宮大会~

今大会注目の右腕と評された作新学院高・小川哲平投手。

20日に行われた決勝戦(VS星稜)に先発し、6回1失点と好投しましたが、惜しくも準優勝となりました。

自分の特徴を前面に押し出し、見ていて気持ちの良い投球を披露する小川投手。

今回は、決勝戦の投球を振り返り、小川投手の可能性について探ります。

数年後、どこかの球団の守護神になっている可能性があります。


直球の割合80%超!

小川投手の武器は直球です。

直球を軸に打者を押し込むスタイルの投球で、星稜打線に対しても序盤から直球で押し込んでいきました。

初回、3回、5回と直球の投球割合が80%を越え、全体でも70%を大きく越えました。

球速は130㌔中盤がほとんどで、この日の最速は142㌔でした。

140㌔台の直球を2度計測し、能力の高さを見せつけています。

気になる点も・・・

この日は6回、被安打5、奪三振1、与四球2、失点1という結果でした。

4回、2死から5番・服部選手に初球の甘く入ったスライダーを捉えられて本塁打を打たれましたが、投球スタイルを変えることなく堂々と投げ込む姿はプロ選手のようでした。

気になる点もありました。本塁打を打たれたスライダーです。

この日、ボールゾーンに誘うスライダーは簡単に見極められ、ストライクゾーンに来たスライダーは各打者に捉えられていました。

3球ほどカーブを投じていましたが、スライダーを完全に見極められると、直球1本に絞られてしまいます。

ドラフト3位指名右腕に似てる

今年のドラフト会議で、楽天から3位指名を受けた東海大菅生高・日當直喜投手とイメージが重なります。

恐れることなく次々に直球を投じ、分かっていても打てない直球を目指すような投球スタイルは、見る者を魅了します。

変化球が課題だと思いましたが、その課題を補えるだけの直球を持っている小川投手。

140㌔台をコンスタントに計測するようになった時、限りなく日本一の座にに近づきます。

守護神の素質

あくまで本人の希望次第ですが、小川投手の投球スタイルを考えると、リリーフの方が合っていると考えます。

高校でリリーフ専門になることは考えにくいですが、プロ入り後は短いイニングを任せることで、その力を十分に発揮する可能性が高いです。

今の投球スタイルを貫き、球速が上がれば文句なしのドラフト候補です。

守護神の素質を持っている小川投手。

分かっていても打てない直球を投じる可能性が高い小川投手の投球に注目してみてはいかがでしょうか。

【参考サイト】


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