院試体験記

東京大学大学院理学系研究科天文学専攻の第一志望の研究室に合格したので体験記を書こうと思います

なぜ天文学科か?

僕は東京大学理学部物理学科に所属していますがなぜ天文学科に出願したのかというと、物理が苦手だったのと物理学科の中にピンとくる研究室がなかったからです。
幅広い選択肢の中から選びたいと思いとりあえず天文ができる院をたくさん調べました。
理学部天文学科、後期教養、他大学(総研大など)…
そして研究室見学も10個以上行きました。
その結果、自分には天文学科の研究室が合うと思い、天文学科に出願しました。
天文学科の一番の魅力は東大外のいろんな研究機関と提携しており、そこに所属できるところだと思っています。

勉強法とか

このサイトを参考しながら過去問を解きました。勉強を始めたのは5月とか6月だったと思います。それまでは物理学科の院試の過去問を解いていました。
合格点は一般に5割と言われていますが、研究室の定員が1人なのでライバルがいた場合はその限りではありません。周りの様子を見てる限り結構できている人が多い印象だったので、人気のある研究室だと8,9割とか取らないと安定して合格は難しいかもしれません。(勝手な推測)
院試は物理、数学の他に天文という分野があります。公式サイトには天文の知識を必要としない問題を出すと書いてありましたし、実際必要なかったですが、院進後のことも考えて一応天文の知識を問われていた時代の問題も解きました。
また、出題分野には割と偏りというか癖があったので過去問を解いて間違えた問題関連の知識をまとめておいて、前日に復習しました。

その他

院試は物理、数学、天文の他に英語、面接、志望調書があります。面接についてはあまり言えませんが筆記で点さえ取っていれば詰められることは無いと思います。逆にボーダーにいる人は詰められる可能性があります。
色んな先生のところに研究室見学に行くと当日あまり緊張しないかもしれません。自分は面接に来た殆どの先生と既に会って話した経験があったので緊張しなかったです。
英語はTOEFLを当日会場で受けます。リスニングと文法問題、長文問題が出ます。全てマークシートの選択式なので当日は鉛筆も持っていくといいと思いました。対策は一切してなく、出題形式はその場で知りましたがめちゃくちゃ難しくはなかったのでよっぽど苦手じゃない限りそこまで時間かけて対策する必要はないと思います。
志望調査は自分と天文の出会いから経験、それから院でやりたいこと、研究分野について書きましたが、研究とか勉強に関することだったら多分何書いてもいいんじゃないかと思います。先生方はこれを読んで面接をするのでしっかり書きましょう。

終わりに

天文学科は合格者数が毎年大きく変動します。つまり定員に関わらずできる人は受かるし、できない人は落とすといった感じだと思います。なのでちゃんと勉強すれば落ちることは無いと思います。逆にちゃんと対策していないと落とされます。まずは過去問だけでもちゃんとやることを強くお勧めします。

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