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「働きがい」〜挑戦・成長・貢献〜

みなさんは仕事に対して、「やりがいがある」と感じていますか?


「働きがいがある状態」とは、会社と個人が相互に信頼し、個人が自発的かつ前向きに仕事をしていることを表します。昨今よく聞くSDGsでも「働きがい」が注目されるほどに重要視されてきているワードです。

個人の働きがいを持つためには、従業員エンゲージメントが高い状態の組織であることが必要となりますが、今回はそうした組織を作る視点ではなく、わたしの経験を元に個人ができることをお伝えしていきたいと思います。

◾️働きがいを感じていなかった病院勤務時代

総合病院で働いていた時は、治療技術や経験がない自分を成長させるために参考書を買い集めては、勉強会に出向いたりと、比較的まじめに勉強している方でした。

勉強すればするほど、自分の知識はついていくにも関わらず、当時のわたしは「働きがい」を感じることができていなかったのです。

その理由は、2つ。

・頑張ったところで誰にも褒めてもらえない。
・尊敬できる先輩もいなければ、高めあえる「仲間」がいなかった。

自分と同じような考えを持ち、一緒に頑張れる仲間が欲しいと思っていました。
そして尊敬できる上司がいる元で働きたいと。

◾️自分が変わる必要があるのでは・・?

もっと良い環境で働けていたら、リハビリ強化している病院に就職していれば、と「たられば」が口癖のようになっていました。

そんな時、わたしの大好きな映画を思い出しました。

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何かにハマるようなことがないわたしが何十回と見ている唯一の映画
「プラダを着た悪魔」です。

主人公のアンディは希望していたところではない会社に働き、上司や同僚に嫌味を言われる毎日にうんざりしていました。「こんな会社1年で辞めてやるわ」と。

しかしある時、彼女はとあることに気づき大きく変化し、とんでもない成長を見せるのです。

そう、アンディが気づいたことは、「会社のことや上司のことを知らない」ということです。この視点を持つことにより、上司が口うるさいのはそれだけ仕事に対する想いとこだわりを持っているということを知ります。

そしてその上司が自分に期待してくれていることが見えてくるのです。

それからアンディは誰よりも積極的に仕事をしては、自分自身の容姿や行動を改め、上司のために会社のために働き、いつの日か上司から一目おかれる存在に。


その間に気づくのです。

いつの間にか自分が「楽しんで働き、自分から動いている」ということに。

どうしても環境のせいにしてしまいますが、「自分が変わってみること」は非常に学ぶことが多く、影響力を持つ人間にもなれます。

そしていつの間にか応援してくれる、一緒にやってくれる、力になってくれる「仲間」ができるのです。

◾️改めて組織つくりの必要性を考える

以前お話したように、病院に勤めながら現在お仕事をしている会社のインターンシップに通っていました。

徐々に自分の成長を感じていく中で芽生え始めた考えが「組織」です。

例え自分にものすごく影響力があり、素晴らしい組織を作れたとしても他の施設では同じような人がいるだろうか?一体どのくらいの時間があれば日本中のセラピストが働きがいのある組織で働くことができ、患者さんに貢献できるの・・?

わたしは「自分1人にできることには限界がある」と思っています。
だからこそ、セラピスト一人一人の考えや行動を変えるとともに、やはり病院の仕組み自体を変えなければならないと確信しました。

ここで伝えたいのは、「自分が変わることをしたために、組織も変わる必要があると確信した」ということです。自分が動かずに組織が変わるべきだというのは、その時点で個人と組織双方の信頼関係を築くことはできないでしょう。

もちろん、働きがいを作り出すことも難しいかと。


◾️貢献しているか、挑戦しているか。

人が働きがいを感じるために重要なことは、「貢献」です。

自分が組織の力になれた、患者さんの役に立てた、というように他人や社会、組織に貢献できたことがわかったとき、人は「やってよかった」「楽しい」と感じるのではないでしょうか。

まず人のために何かしてみよう、社会の役に立つことをしてみよう。
そうした「挑戦」があるからこそ「貢献」できる人になれる。

ここで重要なのはそうした個人の行動に対して、組織は敏感にアンテナを向け、気づいてあげることです。
貢献できたと感じるためには、何か目に見える成果があるか、褒められることで感じます。それがない限りは「継続」することはできません。

giverとtakerという言葉がありますが、組織に属していればまず「給料」をもらっているわけです。十分な額かどうか考える前に、それだけの価値を自分は提供できているのかを考えるべきです。

giverになることで、自然とtakeされるようになる。
takeされるか不安になる前にgiveすることに挑戦する。

個人の考えではありますが、わたしはそうした人が社会から信頼され、「働きがい」を自分で見つけられると思っています。

もちろん、貢献したいと思える組織かどうかも切っても切れない関係性なので、個人だけが変わればいいということではないですが★

◾️最後に

自分を見直すということはとても大切です。
自分の考え方一つで物事の視点や景色は変わります。

わたしは自分らしさについてあまり考えたことがなかったのですが、「自分らしさ」=自分の意見を持っていること、だと認識してからはとても大切だと思うようになりました。

愚痴も立派な意見です。ただ未来まで考えられていないとただの愚痴になってしまうので、現状に対しての愚痴は今後どうするべきなのか、何ができるのかまで考えて伝えたらそれは愚痴ではなく、「意見」となります。

組織せいに、上司のせいにしてきた経験があるからこそ行き着いた考えですが、きっとこれからもっといろんな経験をしたら考えも変わるでしょう。

今の自分の考えを書き留めておくことに意味があると思っています。
わたしはSNSで繋がった方、お仕事で繋がった方、そうした関わりのある方々と互いの成長を共有していけたら嬉しいです^ ^

〜医療職が働きがいを感じて社会に貢献できる未来を目指して〜

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