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【他の人よりチョットだけ詳しくなれる】フィンランドの「特別支援教育」「個別最適化」


フィンランドの特別支援について、チョットだけくわしくみていきましょう!


前置きは以下の記事に書いてあります!




フィンランドの特別支援教育


フィンランドの特別支援教育をチョットみてみましょう!


まずもって、特別支援とは、発達障害や知的障害、学習障害、身体障害のある児童生徒のために行われるだけではないです!


移民や外国籍、学習の進度の早い子にも及ぶのです!


そんなフィンランドの特別支援は


「一般的な支援(general support)」


「強化された支援(intensified support)」


「特別支援(special support)」


の3つがあります。


私の聞いた限りでは、これらの3つのサポートの対象となるのは、障害の有無に関わらないそうです。


「困ったなぁ」「学習についていけないなぁ」


といった、個人のニーズに合わせるそうです!


一種の個別最適化した支援ですね!



「一般的な支援(general support)」


児童生徒には個別の学習計画が立てられています。


具体的なイメージとして、授業中のつまずきや困りを解消する支援というものです。


学習者自身にあった学習の進度を調整し一時的に特別な支援を受けることもあるそうです。


もちろん、学習の遅れだけでなく、早い子にも対応するのです。


さらに!


学習計画や指導形態個人のニーズに合わせて柔軟に設定するそうです!





「強化された支援(intensified support)」


児童生徒は「一般的な支援」よりも手厚い支援を受けることになります。


大前提として、児童生徒の個々のニーズに合わせて調整された支援の質と量が保障されています。


一時的な支援ではなく、長期的に、児童生徒が必要とする限り継続して取り組まれます。


一貫したサポートの実施という点が特徴と言えるでしょう。


進捗に応じて、学習計画の再編も行われるようで、徹底的に個人のニーズに合わせているようです!


児童生徒は、学習状況や投稿状況、特徴を鑑みて、支援の対象となるようです。






当然ですが、誰かと比べて劣るから、特別な支援を受けるわけではありませんよ!


その子が必要としているから、その子に必要だから実施されるのです!


すべてはみんなのWell-beingのためですよね!


差別的な目線や偏見を持つこともありません。


全員がそれぞれに、ニーズを持っており、特徴があり、幸せに生きる権利を持っています。


このようなマインドセット(もっと柔らかで優しい表現をするのかもしれません)を共有しているのでしょう。





「特別支援(special support)」


ここでは「強化された支援」よりも手厚いサポートを受けることになります。


学校関係者や専門家だけでなく、児童生徒本人保護者とも協力し合って児童生徒のニーズを特定し、支援計画を立てます。


これまた、当然の手続きとして、学校側が勝手に実施するわけではなく、書類作成が求められます。また、保護者や本人は拒否する権利を持ちます。





-1年生と+1年生


障害や病気に応じて、基礎教育を9年間で修了できそうにない場合、


1年早く入学したり、1年遅く卒業したりすることのできる制度があります!


日本ではまだ取り入れられていない制度ですよね。


仮に日本で導入したらどうなるでしょう?


差別だとかズルいとか言われるんでしょうか?


なんにせよ、


子ども一人ひとりが十分に義務教育を受けるという点で、


平等性を追求した制度だなぁと思います!





おわりに


フィンランドでは特別支援を「下にみる」ことはありません。


特別な支援を受けることができる、教育機関の体制を整備することが、


子どもの幸福感や成長を支えるのではないでしょうか?




参考文献



https://www.amazon.co.jp/フィンランドの子どもを支える学校環境と心の健康―子どもにとって大切なことは何か-松本-真理子/dp/4750338842/ref=sr_1_6?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=松本真理子+ソイリ&qid=1616325282&sr=8-6



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