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いい答えのためにいい質問を

最近よく仕事やプライベートの相談を受けるようになった。
この前も食器を洗っていた時急に電話が鳴った。
同業の仕事仲間からだった。
その子はある大手塾で校舎長をしている。

仲間
「相談なんやけど、指導報告書ってどうしてる? 今自分の校舎で指導報告書書くのにアルバイトが時間かかってて書きたくないっていうんよな!でさ、・・・」

そう言って今困っていることを話し出した。
指導報告書とは、保護者に生徒さんの毎回の授業態度や様子を報告するものだ。
実はこれが結構大変で指導報告書がある塾は隙間時間や時間外労働で書く時間を作る。
以前自分も書いていたが、日によっては1時間から3時間かかる時もあるので書きたくない気持ちも分からないでもない。


最近自分の相談の聞き方が変わってきた気がする。
前までは、聞いた内容に対して状況を頭で整理し、論理を組み立てて即アドバイス。
聞いた内容に対して「あなたはどう考えているの?」と質問返し。
そんな感じだった。

でも、コーチングを学んでよりいい方法を身につけたのでよく使うようにしている。
早い話、一歩踏み込んでもっとよく聞くようになった。

いい答えのためにいい質問を

それは、

「いい答えのためにいい質問をする」

ということだ。

ここでの「いい答え」とは、「相手にとって役立つ、響く解決策。提案。」

「いい質問」とは、「その答えに辿り着くための情報収集。」

できる営業は聞き上手

「できる営業は聞き上手」

この言葉は自分が営業をやっていた時も先輩や上司からも言われていた。
一般的な聞き上手と少し定義が違う。

一般的な聞き上手とは、

「気持ちよく聞いてくれる。ニコニコとりあえず相槌してくれてひたすら話を聞いてくれる。」

ただ、ここでの聞き上手はそれとは違う。

ここでの聞き上手とは、

「相手の本当に困っているニーズを引き出し、自分の認識・仮説と相手の考えが合っているか擦り合わせていくこと。」

それを踏まえた上で自分の意見を提案していく。
そうすると、より相手に響くいい答えができる。

結局は「目的」と「ゴール」次第

その中でも、

「なんのためにそれをするのか?」
「本当はどうなってるのが理想か?」

この2つの質問は本当に強力な質問だと感じている。
人は意外と目の前のことの問題を解決したくて、元々の目的を見失っていることが多い。
そもそも分かっていないことも多い。
ゴールも同様だ。
本来その2つが分からないと解決策も分からないはずなのに意外と今まで目的を考えずに解決しようとしていたことがたくさんあった。


今回の相談も2つの質問を中心に整理しながら深く質問していった。


「指導報告書は何のために書いているの?何に使いたいの?」

仲間
「講習とかの時に面談で親の人と話する時に・・・」


「それって、○○っていうこと?」

仲間
「そうそう!だから、・・・」


「なるほどねー。(仲間)的にはどうなってたらいいの?」

仲間
「んー、×××・・・。」


「いいなあ。で、(仲間)はどう考えているの?」

・・・・・・

こんな感じで相手の本当に困っているニーズを引き出していく。
自分の認識・仮説と相手の考えを擦り合わせていく。
その上でまずは相手の意見を聞き、自分の意見も言った。

話し終わって、こう言ってくれた。

仲間
「いやめっちゃいいな!さすが自分で塾やってるだけあるな!めっちゃ助かった!!ありがとう!!」

力になれてよかった。
自分で塾やってても今まではそんなこと出来やんかったんやけどな。


「実はこれな、コーチングのおかげやねん。」

そう言う前に電話が切れた。


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