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通いたくなる郵便局ともどりたくなる塾

通いたくなる郵便局

この間レターパックを郵便局に買いに行った。
窓口で前におばさんがいたので並んだ。

「ハクション!」
おばさんはくしゃみをした。
花粉症なのかもしれない。
私も花粉症なので気持ちはわかる。
これからの季節、大変だ。


おばさんが帰る時、郵便局の人が
「これよかったら・・・・・・」
そう言いながら新しいティッシュを渡した。
おばさんはお礼を言ってお辞儀をした。


気配りができる人で素敵だなと思った。
あたたかい気持ちになった。


その局員さんは、私の時も丁寧に接客してくれた。
郵便局だから用事がないとこないかもしれないけど、これはまた来たくなるなと思った。


「また来たくなる。」ということ


この前たまたま奈良に用事が合ったので駅前のスタバによった。
そこであるスタッフの人が接客していた。
この人は私が奈良に引っ越してからしばらくしてここで働き始めた人だ。
きっと3年ぐらい経つと思う。


自分は奈良を離れて2年ぐらい経つと思うけど、知っている人がいて嬉しかった。
新人の時から知っているので烏滸がましいけど親に似た気持ちだ。


ここのスタバが自分は好きだ。
仕事もテキパキしていて見てて気持ちがいいし、気配りも行き届いている。
また、スタッフの人達もイキイキと働いている感じがしてて居心地がいい。
だから、奈良にいた頃はよく昼間の事務仕事をするのによく使わせてもらっていた。
久しぶりに奈良にきてもよりたいと思う。
まさに「また来たくなる場所」のひとつだ。


「また戻りたくなる塾」


自分もそうでありたいと思う。
今ちょうど卒業シーズンで高校生の進路が決まり、大学へと進学していく。
塾やり始めた当初はそこまで寂しくなかったが、年々寂しるなと思う。
自分も塾の先生になってきたんだなと感じる。


特に今年は自分が指導を始めた時からいた子が卒業する。
生徒さんの中には毎年贈り物をくれる人もいてこちらが本当に長年お世話になったという気持ちだ。
中学2年だった子ももう大学生。
本当にあっという間だ。
今年は今までで一番寂しい。
本音をいうと、「浪人してもう1年一緒に勉強しない?」と言いたくなる。


自分には2つ塾で叶えたい夢がある。
1つ目は、
「卒業した生徒といつか一緒に仕事をすること」。


別に塾じゃなくてもいい。
生徒がやっている仕事と自分のやっていることが重なって一緒に仕事ができたらいいなと思う。
欲を言えば教育関連で一緒に仕事ができれば最高だな。


2つ目は、
「卒業した生徒の子供や孫がうちの塾に通ってくれること」。


「この塾でうちの子も学ばせてあげたい。」
と思ってもらえることほど嬉しいことないなと自分は思う。


そのために自分が心がけているのは、

「生徒の今をみるだけじゃなくて、その生徒が輝ける未来を探そうとする」こと。


理想論っぽいけど、年々これが人を教育するのにすごく大切なんだと感じる。
目先の点数、結果、正解・不正解も大切だけど、それを追いかけるとデメリットになることも多い。


ダイエットでいうと、「早く減らしたいから1ヶ月ご飯何も食べません!」みたいな。
早く結果が出ることが長期的に結果が出ることとは限らない。
意外と伸び伸びさせてあげたり、じっくり考えさせたりした方があとで伸びる。
それに生徒も余計なプレッシャーを感じずに楽しんで勉強ができる。
だから結果も出る。
理想論ではなく、それが最近特に体感・実感として分かってきた。


自分のゴールの1つが、生徒と一緒に仕事したり、その生徒の子や孫がまた戻ってきたいと思える塾なんだから生徒にもじっくりでもいいから楽しみながら勉強してもらいたい。
その生徒が輝ける未来を探そうと思う。
自分も焦らず。
そうすれば、もどりたくなる塾に近づく気がする。


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